JRで使えるクレジットカードを比較!お得なのは?払い戻しも調査!

クレジットカード
Tokyo, Japan - February 1, 2013: Passengers walk behind the optical turnstiles at Tokyo Station. Optical turnstiles use an infrared beam to count patrons and block invalid entry.

JRをよく利用する人にとって、どのクレジットカードを選ぶかは意外と大きな問題です。通勤で毎日使うのか、たまに新幹線に乗るのか、それとも駅ビルでよく買い物するのか。利用スタイルによって、お得になるカードはまったく違ってきます。

実は、JRのクレジットカードは地域ごとに種類が分かれています。しかもポイント還元率や年会費、特典の内容もかなり差があるんです。ここでは、JRで使えるクレジットカードを比較しながら、自分に合った一枚を見つけるヒントを紹介していきます。払い戻しの仕組みについても、わかりやすくまとめました。

  1. JRで使えるクレジットカードの種類とは?
    1. 1. JR東日本エリアで使えるカード
    2. 2. JR西日本エリアで使えるカード
    3. 3. JR東海エリアで使えるカード
    4. 4. JR九州エリアで使えるカード
  2. 地域別に見るおすすめのクレジットカード
    1. 1. 首都圏に住んでいる人におすすめ
    2. 2. 関西に住んでいる人におすすめ
    3. 3. 九州に住んでいる人におすすめ
    4. 4. 全国どこでも使いやすいカード
  3. ポイント還元率で比較!お得なのはどれ?
    1. 1. 通常利用時の還元率を比較
    2. 2. 定期券・きっぷ購入時の還元率
    3. 3. 駅ビルでの買い物時の還元率
  4. 年会費が無料になるクレジットカード
    1. 1. 完全無料で使えるカード
    2. 2. 初年度無料のカード
    3. 3. 条件付きで無料になるカード
  5. Suicaチャージでポイントが貯まるカード
    1. 1. オートチャージ機能があるカード
    2. 2. チャージ時の還元率が高いカード
    3. 3. モバイルSuicaでお得になる方法
  6. 新幹線チケット購入でお得になるカード
    1. 1. えきねっと利用で最大10%還元
    2. 2. エクスプレス予約が使えるカード
    3. 3. グリーン車利用でお得な特典
  7. クレジットカードで購入したきっぷの払い戻しは?
    1. 1. 払い戻しの基本的な方法
    2. 2. 手数料はどれくらいかかる?
    3. 3. カード決済した場合の返金方法
  8. 自分に合ったクレジットカードの選び方
    1. 1. 通勤・通学で毎日使う人の選び方
    2. 2. たまに新幹線を利用する人の選び方
    3. 3. 駅ビルでよく買い物する人の選び方
  9. まとめ

JRで使えるクレジットカードの種類とは?

JRのクレジットカードは、実は全国で統一されているわけではありません。JR東日本、JR西日本、JR東海、JR九州など、各地域ごとに異なるカードが発行されています。それぞれの地域で使いやすい特典が用意されているので、自分がよく利用するエリアに合わせて選ぶのがポイントです。

1. JR東日本エリアで使えるカード

JR東日本エリアでは「ビューカード」シリーズが主流です。代表的なものには「JRE CARD」や「ビューカード ゴールド」があり、どちらもSuicaとの連携が強みになっています。JRE CARDは年会費が524円で初年度無料、基本還元率は0.5%ですが、駅ビルのアトレやルミネなどで使うと最大3.5%まで上がります。ビューカード ゴールドは年会費11,000円と少し高めですが、新幹線チケット購入で最大10%還元という破格の特典があります。

2. JR西日本エリアで使えるカード

JR西日本エリアでは「J-WESTカード」が便利です。一般カードは年会費無料で、SMART ICOCAへのチャージで1.5%還元されます。ゴールドカードになると年会費11,000円かかりますが、ICOCAチャージの還元率が3.0%に跳ね上がるんです。関西圏で電車をよく使う人にとっては、かなり魅力的な選択肢でしょう。

3. JR東海エリアで使えるカード

JR東海エリアでは「JR東海エクスプレス・カード」が発行されています。東海道新幹線の「エクスプレス予約」が利用できるのが最大の特徴です。東京〜大阪間などを頻繁に移動する人には欠かせないカードかもしれません。

4. JR九州エリアで使えるカード

JR九州エリアでは「JQ CARD」シリーズが展開されています。年会費は初年度無料で、年に1回でもカードを使えば翌年も無料になります。基本還元率は0.5%とそこまで高くありませんが、アミュプラザなどJR九州の施設で5%オフになる特典があります。九州在住の人なら、持っておいて損はないでしょう。

地域別に見るおすすめのクレジットカード

自分が住んでいる地域や、よく利用する路線によって、おすすめのカードは変わってきます。ここでは具体的なシチュエーション別に、どのカードが向いているのかを見ていきます。

1. 首都圏に住んでいる人におすすめ

首都圏在住なら、やはり「JRE CARD」か「ビューカード ゴールド」の二択になるでしょう。通勤で毎日電車を使うなら、Suicaオートチャージで1.5%還元される点が大きいです。定期券購入でも同じく1.5%のポイントが貯まるので、月に1万円の定期代なら年間で約1,800ポイントも手に入る計算になります。ルミネやアトレで買い物する機会が多い人は、さらにポイントが貯まりやすくなります。

2. 関西に住んでいる人におすすめ

関西圏では「J-WESTカード」が圧倒的に使いやすいです。特にモバイルICOCAを使っている人なら、ゴールドカードの3.0%還元は見逃せません。月に3万円以上ICOCAを利用するなら、年会費11,000円を差し引いてもお得になる可能性が高いです。普段の買い物でも1.0%還元されるので、メインカードとして使う価値があるでしょう。

3. 九州に住んでいる人におすすめ

九州在住なら「JQ CARD」が第一候補です。年に1回使えば年会費無料になるので、維持コストがほぼかかりません。アミュプラザでの5%オフは、他のポイント還元と組み合わせるとかなりお得になります。ただし、基本還元率は0.5%と控えめなので、アミュプラザ以外での利用は別のカードと使い分けるのも一つの手です。

4. 全国どこでも使いやすいカード

全国を移動する機会が多い人には、汎用性の高いカードが向いています。ビューカード ゴールドは、新幹線eチケットで最大10%還元されるので、東北・北陸方面への出張が多い人には特におすすめです。東京〜金沢間の往復なら、一度の利用で約2,800ポイントも貯まります。

ポイント還元率で比較!お得なのはどれ?

クレジットカードを選ぶとき、やはりポイント還元率は気になるところです。JRのカードは、使う場面によって還元率が大きく変わるのが特徴です。ここでは、利用シーン別に還元率を比較してみます。

1. 通常利用時の還元率を比較

普段の買い物で使う場合の基本還元率は、カードによって差があります。JRE CARDやJQ CARDは0.5%、J-WESTゴールドカードは1.0%です。一般的なクレジットカードの還元率が0.5%前後なので、JRのカードも平均的な水準と言えます。ただし、JRのカードの本領は、JR関連のサービスを使ったときに発揮されます。

カード名通常還元率JR関連の還元率年会費
JRE CARD0.5%最大3.5%(駅ビル)524円(初年度無料)
ビューカード ゴールド0.5%最大10%(新幹線)11,000円
J-WESTカード(一般)0.5%1.5%(ICOCAチャージ)無料
J-WESTゴールド1.0%3.0%(ICOCAチャージ)11,000円
JQ CARD0.5%0.5%1,375円(年1回利用で無料)

2. 定期券・きっぷ購入時の還元率

定期券やきっぷを買うときこそ、ビューカードの真価が発揮されます。JRE CARDでもビューカード ゴールドでも、定期券購入時の還元率は1.5%です。月に1万円の定期を買うなら、年間で1,800ポイント貯まる計算になります。これだけでJRE CARDの年会費524円は余裕で回収できますよね。新幹線eチケットをビューカード ゴールドで買うと、えきねっと経由で最大10%還元されるのも見逃せません。

3. 駅ビルでの買い物時の還元率

JRE CARDの最大の強みは、駅ビルでの買い物です。アトレ、ルミネ、エキュート、グランスタなどの「JRE CARD優待店」で使うと、100円につき3ポイント貯まり、さらに請求時に1,000円につき5ポイント追加されます。合計すると3.5%の還元率になる計算です。月に15,000円分を駅ビルで買い物すれば、年間で約6,300ポイントも貯まります。

年会費が無料になるクレジットカード

クレジットカードを選ぶとき、年会費も大事な判断材料です。完全無料のカードもあれば、条件次第で無料になるカードもあります。自分の利用頻度と照らし合わせて考えてみましょう。

1. 完全無料で使えるカード

J-WESTカードの一般カードは、年会費が完全に無料です。維持コストがかからないので、関西圏に住んでいるなら作っておいて損はありません。ICOCAチャージで1.5%還元されるので、電車をよく使う人ならすぐにポイントが貯まっていくでしょう。

2. 初年度無料のカード

JRE CARDやJQ CARDは、初年度の年会費が無料です。まずは1年間試してみて、自分に合っているかを確認できるのは嬉しいですよね。JRE CARDの場合、2年目以降は524円かかりますが、月に数回でも駅ビルで買い物すればポイントで元が取れます。JQ CARDは初年度無料で、さらに年に1回でも使えば翌年も無料になる仕組みです。

3. 条件付きで無料になるカード

ビックカメラSuicaカードは、年1回でも利用すれば年会費が無料になります。基本的には年会費524円かかる設定ですが、実質無料で使えると考えていいでしょう。普段の買い物で使う機会があるなら、十分に活用できるカードです。

Suicaチャージでポイントが貯まるカード

Suicaは首都圏での生活に欠かせない存在です。チャージするときにポイントが貯まるカードを使えば、日々の移動がそのままポイント獲得につながります。どのカードを選ぶかで、貯まるポイントは大きく変わってきます。

1. オートチャージ機能があるカード

ビューカード系のカードには、Suicaオートチャージ機能が付いています。残高が一定額を下回ると自動でチャージされるので、改札で止められる心配がありません。しかもオートチャージするたびに、1,000円につき15ポイント(1.5%還元)が貯まります。月に2万円チャージすれば、それだけで年間3,600ポイント貯まる計算です。

2. チャージ時の還元率が高いカード

チャージで最も高還元なのは、ビューカード系のカードです。JRE CARDでもビューカード ゴールドでも、Suicaチャージは1.5%還元されます。一般的なクレジットカードの中には、Suicaチャージでポイントが付かないものも多いので、この差は意外と大きいです。通勤や買い物でSuicaをよく使う人なら、ビューカード系を持っておくべきでしょう。

3. モバイルSuicaでお得になる方法

モバイルSuicaとビューカードを組み合わせると、さらにお得になります。スマホでサッとチャージできる手軽さに加えて、1.5%のポイントが貯まるのは便利です。モバイルSuica定期券を25,000円以上購入すると、キャンペーンで2,000ポイントもらえることもあります。こうした特典を活用すれば、ポイントがどんどん貯まっていきます。

新幹線チケット購入でお得になるカード

新幹線を頻繁に利用する人にとって、カード選びは特に重要です。チケット代は高額になりがちなので、ポイント還元率の違いが大きな差を生みます。ここでは、新幹線利用でお得になるカードを紹介します。

1. えきねっと利用で最大10%還元

ビューカード ゴールドと「えきねっと」を組み合わせると、新幹線eチケットの購入で最大10%還元されます。東京〜金沢間の往復(約28,000円)なら、一度の利用で約2,800ポイントも貯まる計算です。東北・北陸・上越新幹線をよく使う人なら、年会費11,000円を差し引いてもすぐに元が取れるでしょう。

2. エクスプレス予約が使えるカード

JR東海エクスプレス・カードを持っていると、「エクスプレス予約」が利用できます。東海道新幹線の予約がスムーズになるだけでなく、割引価格でチケットを買えるのも魅力です。東京〜大阪間を月に数回往復する人なら、かなりの節約になるはずです。

3. グリーン車利用でお得な特典

ビューカード ゴールドには、グリーン車利用者向けの特典もあります。東京駅構内の「ビューゴールドラウンジ」が無料で使えるので、出発前にゆっくり過ごせます。主要空港のラウンジも利用できるため、新幹線だけでなく飛行機での移動が多い人にも向いています。

クレジットカードで購入したきっぷの払い戻しは?

予定が変わって、購入したきっぷを払い戻したい場面もあるでしょう。クレジットカードで買った場合、払い戻しの手続きや手数料はどうなるのか。ここでは基本的なルールを整理します。

1. 払い戻しの基本的な方法

クレジットカードで購入したきっぷは、原則として駅の窓口で払い戻しができます。えきねっとで予約した場合は、サイト上で払い戻し手続きをすることも可能です。ただし、払い戻し可能な期限があるので注意が必要です。指定席券は基本的に列車の出発時刻前まで、定期券は有効期間内であれば払い戻せます。

2. 手数料はどれくらいかかる?

払い戻し手数料は、タイミングやきっぷの種類によって変わります。えきねっとで予約した新幹線eチケットの場合、乗車日の2日前までなら340円、前日や当日だと指定席券の30%(最低340円)がかかります。定期券の払い戻しは220円の手数料がかかり、使用済み月数分の運賃を差し引いた金額が返金されます。

  • 新幹線eチケット(2日前まで):340円
  • 新幹線eチケット(前日・当日):指定席券の30%(最低340円)
  • 定期券:220円+使用済み月数分の運賃を差し引き

3. カード決済した場合の返金方法

クレジットカードで支払った場合、払い戻し金額はカード口座に返金されます。窓口で現金を受け取るのではなく、後日カードの利用明細に払い戻し分が反映される仕組みです。返金のタイミングはカード会社によって異なりますが、通常は翌月以降の請求で調整されます。急ぎで現金が必要な場合は、事前に駅の係員に確認しておくといいでしょう。

自分に合ったクレジットカードの選び方

JRのクレジットカードは種類が多いので、どれを選ぶか迷いますよね。大切なのは、自分の利用パターンに合ったカードを見つけることです。ここでは、ライフスタイル別におすすめの選び方を紹介します。

1. 通勤・通学で毎日使う人の選び方

毎日電車に乗るなら、定期券やSuicaチャージでポイントが貯まるカードが最適です。首都圏ならJRE CARD、関西ならJ-WESTカード、九州ならJQ CARDを選ぶのが基本になります。定期券を月に1万円購入するだけで年間1,800ポイント貯まるので、年会費を払ってもすぐに元が取れます。オートチャージ機能があれば、改札で止まる心配もなくなります。

2. たまに新幹線を利用する人の選び方

新幹線を月に1〜2回利用する程度なら、ビューカード ゴールドがおすすめです。えきねっとで新幹線eチケットを購入すると最大10%還元されるので、数回の利用で年会費分のポイントが貯まります。東京〜金沢間を年に4往復すれば、約11,000ポイント貯まる計算です。ラウンジサービスなどの付帯特典も考えると、かなりお得になるでしょう。

3. 駅ビルでよく買い物する人の選び方

ルミネやアトレなどの駅ビルで買い物する機会が多いなら、JRE CARD一択です。JRE CARD優待店で3.5%還元されるので、月に15,000円買い物すれば年間で約6,300ポイント貯まります。年会費524円を差し引いても、十分にお得になります。通勤帰りに駅ビルで夕飯の買い物をする習慣がある人なら、気づいたらポイントが貯まっているはずです。

まとめ

JRのクレジットカードは、地域や利用シーンによって最適な選択肢が変わります。首都圏ならJRE CARDやビューカード ゴールド、関西ならJ-WESTカード、九州ならJQ CARDが基本の選択肢です。

カードを選ぶときは、年会費だけでなく、自分がどんな場面でポイントを貯めやすいかを考えるのが大切です。定期券を買うのか、新幹線をよく使うのか、駅ビルで買い物するのか。日々の行動パターンを振り返ってみると、自然と答えが見えてくるかもしれません。

払い戻しの手数料や返金方法も、事前に知っておくと安心です。予定が変わることは誰にでもあるので、基本的なルールを頭に入れておくといいでしょう。自分に合った一枚を見つけて、JRライフをもっと快適にしてみませんか?

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