コンビニで電気代や水道代を払う時、「クレジットカードは使えないのかな」と思ったことはありませんか？ポイントが貯まるなら、毎月の公共料金もお得に払いたいですよね。
実は基本的に、コンビニでは払込用紙をクレジットカードで直接払うことはできません。ただし、いくつかの方法を使えば間接的にクレジットカードを活用できる場合もあるんです。ここでは、コンビニでの公共料金支払いの仕組みと、クレジットカードを活用する方法を詳しく紹介していきます。
コンビニで公共料金を払う時にクレジットカードは使えるのか？
コンビニで払込用紙を持ってレジに行った時、そのまま手持ちのクレジットカードで払えたら便利だと感じるかもしれません。でも残念ながら、ほとんどのコンビニでは公共料金の払込用紙をクレジットカードで直接支払うことができないんです。
1. 基本的にクレジットカード払いはできない
コンビニで公共料金を払う時、レジでクレジットカードを出しても断られてしまいます。これは全国のほとんどのコンビニに共通しているルールです。公共料金の収納代行という仕組み上、クレジットカードでの決済に対応していないんですね。
せっかくカードのポイントを貯めたいと思っても、レジで使えないとわかると少しがっかりしてしまいます。でも、これにはちゃんとした理由があります。コンビニは電気会社やガス会社の代わりにお金を預かっているだけなので、クレジットカード決済の手数料負担などの問題があるんです。
2. 現金払いが原則
コンビニでの公共料金支払いは、現金払いが基本になっています。払込用紙に記載されている金額を、お財布から現金で出して支払う形です。これは昔から変わらない支払い方法ですね。
毎月コンビニに行って現金で払うのは、少し手間に感じるかもしれません。でも確実に支払えるという安心感はあります。払込用紙さえ持っていけば、24時間いつでも支払える便利さもあるんです。
3. セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの対応状況
主要なコンビニでの対応状況を見てみましょう。セブン-イレブンでは電子マネーのnanacoを使って払込用紙の支払いができます。ファミリーマートではファミペイでの支払いが可能です。
ローソンは現金のみの対応となっています。クレジットカードはもちろん、電子マネーやバーコード決済も使えません。こうして見ると、コンビニによって対応が少しずつ違うことがわかりますね。
コンビニで支払える公共料金の種類とは？
コンビニでは、さまざまな種類の公共料金を払うことができます。毎月届く払込用紙を持っていけば、わざわざ銀行や郵便局に行く必要がないんです。
1. 電気料金
電気代はコンビニで支払える代表的な公共料金です。電力会社から届いた払込用紙をコンビニに持っていくだけで支払えます。夜遅くても朝早くても、コンビニが開いていればいつでも払えるのは本当に助かりますね。
最近は電力自由化で新しい電力会社も増えましたが、ほとんどの会社がコンビニ払いに対応しています。払込用紙にバーコードが印字されていれば、レジで読み取って簡単に支払いができます。
2. ガス料金
ガス代もコンビニで支払える公共料金のひとつです。都市ガスでもプロパンガスでも、払込用紙があればコンビニで払えます。ガス会社の営業時間を気にする必要がないのは便利ですよね。
特に冬場はガス代が高くなりがちですが、コンビニならいつでも支払いに行けます。買い物のついでに払えるので、わざわざ時間を作る必要もありません。
3. 水道料金
水道料金もコンビニ払いが可能です。自治体から届く払込用紙を持っていけば、簡単に支払えます。水道料金は2ヶ月に1回の請求が多いので、払い忘れに気をつけたいところですね。
コンビニなら期日ギリギリでも支払えるので、うっかり忘れていた時も安心です。24時間営業のコンビニが近くにあれば、仕事帰りでも立ち寄れます。
4. 電話料金（固定電話）
固定電話の料金もコンビニで払えます。NTTなどの電話会社から送られてくる払込用紙を使います。最近は携帯電話が主流になってきましたが、まだ固定電話を使っている方も多いですよね。
電話料金の払込用紙も、他の公共料金と同じようにバーコードがついています。レジで読み取ってもらえば、すぐに支払いが完了します。
5. NHK受信料
NHKの受信料もコンビニで支払いができます。2ヶ月払いや6ヶ月払い、年払いなど、払込用紙が届けば対応してもらえます。テレビを持っている世帯は支払う必要がある受信料ですね。
コンビニ払いなら、自分の都合の良いタイミングで支払えるのがメリットです。払込用紙を持ち歩いていれば、買い物のついでに済ませられます。
コンビニで公共料金を現金払いする時の流れ
コンビニでの公共料金の支払いは、とてもシンプルです。初めて払う方でも、手順を覚えればすぐにできますよ。
1. 払込用紙を準備する
まずは電気会社やガス会社から郵送されてきた払込用紙を準備しましょう。この用紙にはバーコードと金額が記載されています。払込用紙を忘れてしまうと支払いができないので、必ず持っていくことが大切です。
払込用紙は通常、請求書と一緒に送られてきます。切り取り線があるので、そこで切り離してから持っていくとスムーズですね。
2. レジで払込用紙を提示する
コンビニに着いたら、レジに払込用紙を持っていきます。店員さんに「公共料金の支払いをお願いします」と伝えると良いでしょう。混雑している時間帯を避けると、スムーズに手続きが進みます。
レジが空いている時を狙うのがコツです。朝の通勤時間やお昼時は避けた方が、待ち時間が少なくて済むかもしれません。
3. バーコードを読み取ってもらう
店員さんが払込用紙のバーコードをレジで読み取ります。ピッという音がして、画面に金額が表示されるはずです。この作業は数秒で終わるので、すぐに支払いに進めます。
バーコードが汚れていたり折れていたりすると、読み取りができない場合があります。払込用紙はきれいな状態で持っていくように気をつけましょう。
4. 現金で支払う
表示された金額を現金で支払います。お釣りがある場合は受け取りましょう。クレジットカードや電子マネー（nanacoやファミペイを除く）は使えないので、現金を忘れずに持っていく必要があります。
ATMが併設されているコンビニなら、現金が足りない時もその場で下ろせます。でも手数料がかかる場合もあるので、できれば事前に用意しておきたいですね。
5. 領収印が押された控えを受け取る
支払いが終わると、領収印が押された控えを受け取ります。この控えは支払いの証明になるので、必ず保管しておきましょう。万が一、支払いの記録が残っていないなどのトラブルがあった時に役立ちます。
控えは捨てずに、数ヶ月は取っておくと安心です。後から「ちゃんと払ったかな」と不安になった時も、控えを見れば確認できますね。
コンビニで公共料金を払う時の現金払いのデメリットとは？
コンビニでの現金払いは便利な面もありますが、いくつかのデメリットもあるんです。特にお得さを求める方には、物足りなく感じるかもしれません。
1. 毎回現金を用意する手間がかかる
公共料金を払う度に、現金を用意しなければいけません。電気代が1万円を超える月もあれば、ガス代と水道代を合わせるとさらに金額が大きくなります。その度にお財布の中身を確認して、ATMに寄ってという流れは少し面倒ですよね。
キャッシュレス決済に慣れている方にとっては、特に不便に感じるかもしれません。普段はほとんど現金を持ち歩かない生活スタイルの方も増えていますからね。
2. ポイントが貯まらない
現金で払うと、クレジットカードのポイントは当然貯まりません。公共料金は毎月必ず発生する支出なので、この分のポイントが貯まらないのはもったいないと感じる方も多いはずです。
例えば月に2万円の公共料金を払っている場合、還元率1パーセントのカードなら年間で2,400円分のポイントになります。現金払いだとこの分を逃してしまうんですね。
3. 支払い忘れのリスクがある
払込用紙をうっかり忘れてしまうこともあるでしょう。忙しい日々の中で、毎月コンビニに行くのを忘れてしまうかもしれません。支払い期限を過ぎてしまうと、延滞金が発生する場合もあります。
自動で引き落とされる支払い方法と比べると、自分で覚えておいて行動しなければいけない分、リスクが高くなりますね。忙しい方や忘れっぽい方には、特に気をつけたいポイントです。
電子マネーなら公共料金の支払いができる場合もある
クレジットカードは直接使えませんが、電子マネーなら公共料金の支払いができるコンビニがあります。これを使えば、間接的にクレジットカードを活用してポイントを貯めることもできるんです。
1. nanacoで支払う方法（セブン-イレブン）
セブン-イレブンでは、電子マネーのnanacoを使って公共料金の払込用紙を支払えます。レジで払込用紙を出して「nanacoで払います」と伝えるだけです。nanacoの残高から支払い金額が引かれる仕組みですね。
ただし、公共料金の支払い自体にnanacoポイントはつきません。でも、nanacoにチャージする時に工夫すればポイントが貯まります。セブンカード・プラスからnanacoにチャージすると、チャージ金額に対して0.5パーセントのポイントが付与されるんです。
2. ファミペイで支払う方法（ファミリーマート）
ファミリーマートでは、ファミペイを使って公共料金を支払えます。ファミペイアプリを起動して、レジで支払いをするだけです。nanacoと同じように、払込用紙のバーコードを読み取ってもらって決済します。
ファミペイで公共料金を支払うと、0.5パーセントのFamiPayボーナスが還元されます。これは公共料金の支払い自体にポイントがつく珍しいケースですね。ファミリーマートが近くにある方にとっては、かなりお得な選択肢になります。
3. WAONで支払う方法（ミニストップなど）
ミニストップでは、電子マネーのWAONで公共料金を支払えます。WAONカードやスマホのWAONアプリを使って決済する形です。ただし、nanacoと同様に公共料金の支払い自体にはポイントがつきません。
WAONへのチャージ方法によっては、クレジットカードのポイントを貯めることができる場合もあります。ミニストップが生活圏にある方は、選択肢のひとつとして覚えておくと良いでしょう。
4. 電子マネーへのチャージでポイントを貯める仕組み
電子マネーを使った公共料金支払いでポイントを貯めるには、チャージの段階でクレジットカードを使うのがポイントです。セブンカード・プラスでnanacoにチャージすると0.5パーセント、ファミマTカードでファミペイにチャージすると0.5パーセントのポイントが貯まります。
還元率は決して高くありませんが、毎月必ず払う公共料金なら積み重なっていきます。年間30万円の公共料金を払うと1,500円分、10年で15,000円分になりますね。ちょっとした工夫で少しでもお得になるのは嬉しいものです。
公共料金をクレジットカードで支払う正しい方法とは？
コンビニでの支払いとは別に、公共料金をクレジットカードで払う方法もあります。こちらは事前に手続きが必要ですが、一度設定してしまえば自動で支払いが続きます。
1. 事前登録による自動決済の仕組み
公共料金のクレジットカード払いは、事前に登録しておくことで毎月自動的に決済される仕組みです。電気会社やガス会社に「クレジットカードで支払いたい」と申し込むと、毎月の請求額がカードから引き落とされます。
コンビニに行く必要もなく、払込用紙も届かなくなります。請求額はクレジットカードの明細で確認できるので、管理もしやすくなりますね。一度設定すれば、あとは何もしなくて良いのが最大のメリットです。
2. クレジットカード会社または契約先で手続きをする
手続きは2つの方法があります。ひとつは電気会社やガス会社のウェブサイトや電話で申し込む方法です。もうひとつは、クレジットカード会社の会員サイトから申し込む方法ですね。
どちらの方法でも、クレジットカード番号や契約者情報を入力する必要があります。最近はウェブで完結できるケースが多いので、以前より手続きが簡単になっています。
3. 切り替わるまでに時間がかかる
申し込んでから実際にクレジットカード払いが始まるまで、1〜2ヶ月ほどかかる場合があります。その間は従来通り、払込用紙で支払う必要があるかもしれません。
切り替えのタイミングは、電気会社やガス会社によって異なります。申し込み時期によっては次の検針日からスタートする場合もあれば、その次からになることもあるんです。少し待つ必要がありますが、一度切り替われば後が楽になりますよ。
公共料金をクレジットカード払いにするメリット
公共料金をクレジットカード払いにすると、いくつものメリットがあります。特にポイントが貯まることと、管理が楽になることは大きな魅力ですね。
1. クレジットカードのポイントが貯まる
クレジットカード払いにする一番のメリットは、やはりポイントが貯まることです。公共料金は毎月必ず発生する固定費なので、確実にポイントを積み上げられます。還元率1パーセントのカードなら、月2万円の公共料金で年間2,400円分のポイントになりますね。
普通に現金で払っていたら何も得られなかった分が、ポイントとして戻ってくるんです。このポイントを他の買い物に使えば、実質的に公共料金の負担を減らせます。
2. 支払い忘れを防げる
自動的にクレジットカードから引き落とされるので、支払い忘れの心配がありません。払込用紙をうっかり放置してしまったり、コンビニに行く時間がなかったりという問題から解放されます。
延滞金が発生するリスクもなくなります。忙しい方や、複数の公共料金を管理している方にとっては、特に安心できるポイントですね。
3. 公共料金の支払いを一元管理できる
電気、ガス、水道など、すべての公共料金を同じクレジットカードで支払うと、管理が格段に楽になります。クレジットカードの明細を見れば、すべての支払い履歴が一目でわかるんです。
家計簿アプリとクレジットカードを連携させれば、自動的に支出が記録されます。いちいち入力する手間もかからず、月々の光熱費の推移も簡単に確認できますね。
4. 家計管理が楽になる
クレジットカード払いにすると、毎月の支出をデジタルで管理できるようになります。「先月より電気代が上がったな」といった変化にもすぐ気づけます。現金払いだと領収書を保管する必要がありますが、カード払いなら明細がそのまま記録になるんです。
家計全体を見渡しやすくなるので、節約の意識も高まるかもしれません。公共料金がいくらかかっているのか、スマホアプリで簡単にチェックできるのは便利ですよね。
公共料金をクレジットカード払いにする時の注意点
メリットが多いクレジットカード払いですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。特に口座振替割引との比較は、しっかり確認しておきたいですね。
1. 口座振替割引が受けられなくなる
多くの電力会社やガス会社では、口座振替にすると月50〜55円程度の割引サービスがあります。クレジットカード払いに切り替えると、この割引が受けられなくなってしまうんです。
還元率0.5パーセントのクレジットカードだと、月11,000円以上の公共料金でようやく口座振替割引と同じくらいお得になります。もし月々の公共料金が少額なら、口座振替の方がお得な場合もあるので注意が必要ですね。還元率1パーセント以上のカードを使うか、公共料金の合計額が多い場合は、クレジットカード払いの方がお得になります。
2. クレジットカード番号が変わったら変更手続きが必要
カードの更新や紛失などで番号が変わった時は、支払い先すべてに変更手続きをしなければいけません。電気、ガス、水道と複数登録している場合、それぞれに連絡する必要があります。
この手続きを忘れてしまうと、引き落としができずに払込用紙が届くことになります。カードの有効期限が切れる前に、新しいカードが届いたらすぐに変更しておくのがおすすめです。
3. 一部の地域やサービスでは使えない場合がある
すべての電気会社やガス会社がクレジットカード払いに対応しているわけではありません。特に小規模な事業者や一部の地域では、口座振替や払込用紙のみの対応となっている場合もあります。
契約している会社のウェブサイトや電話で、クレジットカード払いが可能かどうか確認しておくと良いでしょう。最近は対応している会社が増えていますが、念のため事前チェックが安心ですね。
払込用紙の支払期限で知っておきたいこと
払込用紙には支払期限が記載されています。この期限を過ぎてしまうと、コンビニで支払えなくなる場合があるので注意が必要です。
1. 納期限とコンビニ支払期限の違い
払込用紙には「納期限」と「コンビニ支払期限」の2つの期限が記載されていることがあります。納期限は本来の支払い期限で、これを過ぎると延滞金が発生する可能性があります。
一方、コンビニ支払期限はコンビニで受け付けてもらえる最終期限です。この2つの期限は同じ日付の場合もあれば、コンビニ支払期限の方が少し長めに設定されていることもあるんです。払込用紙をよく見て、どちらの期限も確認しておきましょう。
2. バーコードで期限を確認する方法
払込用紙に印刷されているバーコードには、支払期限の情報も含まれています。期限を過ぎるとバーコードが使えなくなり、コンビニのレジで読み取りができません。
期限が近づいている払込用紙は、早めにコンビニに持っていくのが安心です。バーコードの下に小さく期限が印字されている場合が多いので、そこをチェックすると良いですね。
3. 期限切れの場合の対処法
もし期限が切れてしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。実はコンビニによっては、期限切れの払込用紙でも支払いを受け付けてくれる場合があるんです。
ただし確実ではないので、期限が切れてしまったら電気会社やガス会社に直接連絡するのが一番確実です。新しい払込用紙を発行してもらうか、別の支払い方法を案内してもらえます。延滞金が発生する前に、できるだけ早く対応することが大切ですね。
まとめ
コンビニでの公共料金支払いは基本的に現金のみですが、nanacoやファミペイを使えば間接的にクレジットカードを活用できることがわかりましたね。
もっと便利でお得に公共料金を払いたいなら、クレジットカードの自動決済に切り替えるのもひとつの方法です。ただし口座振替割引との比較や、カード番号変更時の手間なども考慮する必要があります。
自分のライフスタイルや公共料金の金額に合わせて、一番お得で便利な支払い方法を選んでみてください。毎月必ず発生する支出だからこそ、少しの工夫で長期的な節約につながっていきますよ。
