「楽天カードは作りやすいと聞いていたのに、審査に落ちてしまった」という経験はありませんか?
実は楽天カードは比較的申し込みやすいカードとして知られていますが、それでも審査に落ちてしまう方は少なくありません。収入面や信用情報、過去の支払い履歴など、いくつかの理由が考えられます。
ここでは楽天カードの審査に落ちてしまう具体的な理由と、再申し込みをする際に知っておきたいポイントをまとめて紹介します。
楽天カードの審査落ちで最も多い理由とは?
楽天カードに落ちてしまう理由は、収入状況・申込内容・信用情報・短期間の多重申込など、いくつかのパターンに分かれます。特に信用情報は審査で重要視される要素です。
1. 過去の支払い遅延や滞納が記録されている
携帯料金の分割払いや奨学金の支払いを3ヵ月以上延滞すると、信用情報機関に情報が登録されてしまいます。この記録があると、楽天カードの審査に落ちる可能性が高まります。
意外と見落とされがちなのが、携帯電話の端末代金です。通信料と端末代が一緒に請求されるため、どちらが延滞したのか分かりにくいかもしれません。ただし信用情報機関に登録されるのは、携帯料金のクレジットカード払いと携帯端末の支払い延滞記録です。
延滞情報はCIC、JICC、KSCといった信用情報機関に記録され、延滞解消から約5年間は削除されません。この期間はクレジットカードの審査に通りにくくなるため、早めに延滞を解消することが大切です。
2. 収入が不安定、または無収入と判断された
安定した収入を証明できない場合、楽天カードの審査に落ちることがあります。無職や専業主婦(夫)、学生、アルバイトなどで収入が不安定だと、返済能力を疑われてしまうからです。
定職に就いていても勤続年数が短いと、職業が安定していないと見なされます。転職や起業を予定している場合は、その前にクレジットカードを作っておく方が安心です。
とはいえ、同一生計で安定した収入を証明できる人がいれば話は別です。専業主婦(夫)や学生で本人に収入がなくても、世帯収入を申告することで審査に通る可能性が高まります。
3. 他社からの借り入れが多すぎる
他社からの借り入れが多いと、楽天カードの審査に落ちる可能性があります。借入総額が多いということは、返済能力に不安があると判断されるからです。
個人が貸金業者から借り入れできる総額には、法律で「総量規制」という制限があります。この規制にひっかかると、新たな借り入れが難しくなります。
総量規制の対象になるのは、消費者金融や信販会社からのカードローン、クレジットカードのキャッシング枠です。これらの借入がある場合、楽天カードの審査に影響が出る恐れがあります。ショッピング枠のリボ払いの未返済残高が多い場合も、審査で不利になります。
4. 申し込み内容に誤りや不備があった
申し込み内容に不備や誤りがあると、信用を疑われて審査に落ちることがあります。身分証明書の住所と申請書の住所が一致しない、電話番号に誤りがある、銀行の届出印が違うといったケースです。
カード会社が警戒しているのは、第三者による「不正申告」や「虚偽の申告」です。ただの不注意によるミスであっても、故意かどうかの判断がつきません。
また、在籍確認が通らない場合も審査に落ちることがあります。入力ミスや不備を防ぐためにも、心や時間に余裕があるときに申し込みをするのがいいでしょう。
5. 短期間に複数のカードを申し込んでいる
短期間に複数のクレジットカードに申し込む「多重申込」は、審査に不利だといわれています。クレジットカードの申込履歴は信用情報機関に登録されるため、多重申込の記録があると「お金に困っているのではないか」と懸念されてしまいます。
申し込みをしている本人は、単なる「入会キャンペーン狙い」かもしれません。しかしカード会社には、収入面に問題があると警戒されてしまいます。
短期間のカード多重申込が原因で審査に落ちた場合は、信用情報機関に登録された多重申込の記録が削除されるのを待つしかありません。申込履歴は照会日より6カ月間保管されます。
信用情報に傷がある場合の審査への影響
カードの審査でもっとも重要視される項目の一つが「信用情報」です。過去のローンやカードの利用情報は信用情報機関に保管され、複数のカード会社に共有されています。
1. 延滞や債務整理の記録が残っている期間
過去に「支払いの遅延・滞納」「債務整理」「代位弁済」「貸し倒れ」「強制解約」などの金融事故があった人は、カード審査に落ちる可能性が高いでしょう。業界用語では「異動情報」といい、信用情報機関に異動情報が記録されている間は、新たな借り入れやカードの申し込みが承認されにくいといわれています。
機関によっても異なりますが、CICやJICCの場合、クレジットの利用状況や契約内容が保管される期間は「契約期間中及び契約終了後5年以内」です。KSCでは、自己破産の事実が最長10年ほど残ると考えた方がよさそうです。
つまり一度金融事故を起こしてしまうと、長期間にわたってクレジットカードが作りにくくなるということです。この期間は焦らず、異動情報が消えるのを待つしかありません。
2. 信用情報機関に登録される金融事故の種類
信用情報機関とは、個人の信用情報を管理・提供する機関です。クレジット会社や金融機関などの企業を「会員」とし、会員から個人信用情報を収集しています。
日本には以下の三つの信用機関があり、それぞれ「CRIN(クリン)」と呼ばれるネットワークで情報共有を行っています。
- CIC(株式会社シー・アイ・シー):クレジットカード業者や貸金業者など
- JICC(株式会社日本信用情報機構):貸金業者など
- KSC(全国銀行個人信用情報センター):銀行や信用金庫など
各信用情報機関は情報を共有しています。たとえば銀行からの借り入れを延滞するとKSCに延滞情報が登録され、CICやJICCにもそれが共有されて審査落ちしやすくなります。
3. ブラックリストに載るとどうなるのか
「ホワイト」とは、信用情報機関に過去の信用情報が登録されていない状態を指します。厳密にいえば、ホワイトは「ホワイト」と「スーパーホワイト」の2種類に分かれます。
「スーパーホワイト」は、過去にカードやローンを1度も使ったことがない、いわゆる「現金主義」の人です。一方「ホワイト」は、過去に金融事故を起こしたことで一定期間カードやローンが利用できなかった人です。
ホワイトやスーパーホワイトの場合、「過去に金融事故があった可能性あり」とカード会社に判断されます。現金主義のスーパーホワイトは信用に問題があるわけではないものの、ホワイトと見分けがつかないため、審査に落ちるケースがあるようです。クレヒスを育てる(適切な利用履歴を信用情報機関に残す)ことが大切です。
楽天カードの審査で見られているポイント
楽天カードの審査では、属性情報のスコアリングと信用情報の照会が行われます。スコアリングとは、申込者の信用度を点数化し評価する一般的な審査システムです。
1. 年収や勤続年数などの収入面
スコアリングでは、雇用形態(正社員、派遣社員、パートなど)、勤務先、勤続年数、住まい(持ち家、賃貸)、居住年数、借入額などの情報をスコア付けして加点評価していきます。
年収300万円前後を境に通過率が上がる傾向が見られ、契約社員でも勤続年数が伸びればプラス評価になります。新卒1年目の方や転職したばかりの方は、勤続年数が短いと不利に働くことがあります。
同時に、信用情報機関で申込者のクレヒスをチェックして、信用力を判断します。一般的に、ゴールドカードなどカードのステータス性が高くなると、審査も厳しい傾向にあります。
2. クレジットヒストリー(利用実績)の有無
過去に一度もクレジットカードやローンを利用していない「スーパーホワイト」の状態だと、信用情報機関の利用履歴(クレヒス)を確認できないため、信用評価が低くなり審査落ちすることがあります。
クレヒスが確認できないと「過去に返済の問題があったために利用履歴がないのではないか」と疑われるからです。スーパーホワイトの人が楽天カードの審査に通るには、クレヒスを育てることです。
適切なクレヒスを育てるには、カードやローンの利用が必要です。クレジットカードを持っていないなら、審査がやさしめのカードを作るのがいいでしょう。スーパーホワイトの人が楽天カードに審査落ちしたら、別のカードでクレヒスを育ててから再度申し込むようにしたいですね。
3. 他社カードやローンの利用状況
クレジットカードの複数枚の所有は一般的ですが、多すぎる場合には楽天カードの審査に不利になることがあります。特にキャッシング枠があるクレジットカードを多数所有していると、キャッシング枠の総額が大きくなり、返済能力を疑われる恐れがあります。
クレジットカードの平均保有枚数は、1人3枚ほどです。楽天カード以外に保有枚数が3枚を大きく上回るなら、解約できるカードがないか確認したいですね。
キャッシング枠は、すべてのカードの金額を確認して、使う予定がない枠を0円にするなどの見直しを行いましょう。利用していないカードやキャッシング枠があると、審査でマイナスの評価をされてしまう場合があります。
4. 申込時のキャッシング枠の希望額
クレジットカードのキャッシング枠を申請すると、総量規制の対象になり、キャッシング枠の審査がショッピング枠とは別に行われるため、楽天カードの審査に落ちることがあります。
特に他社からの借り入れが多い状態で、キャッシング枠を希望すると楽天カードの審査落ちの原因になります。借入総額が年収の3分の1に近い場合には、総量規制の関係から早めに借入総額を減らしておいた方がいいでしょう。
キャッシング枠がどうしても必要なら、金額をできるだけ少額で申請しましょう。審査に通過したいのであれば、キャッシング枠をゼロにして申し込むのが無難です。
在籍確認が取れないと審査に落ちるのか?
楽天カードでは審査の一環として、「在籍確認」が行われることがあります。在籍確認とは、カード会社が申込者の在籍を確認するために、自宅や勤務先へ電話連絡することです。
1. 楽天カードで在籍確認が行われるケース
在籍確認は、勤務先の情報が正しいかカード会社が確認したい場合に行います。ただし、すでに勤務先を申請済みの場合には在籍確認が行われないケースが多いです。
無職の人が自分の勤務先や職業を偽って虚偽の申告をすれば、カード会社はお金が回収できなくなってしまいます。在籍確認をすることで、「安定した収入がある」「返済能力がある」という裏付けをとっているのです。
一般的に、即日発行されるカードや1つの会社に長期間在籍している場合などは在籍確認が行われない傾向にあります。勤続年数が長いほど、在籍確認の必要性は低くなるといえます。
2. 勤務先への電話連絡はどのように来るのか
楽天カードからの在籍確認は、社名ではなく担当者の個人名で電話がきます。たとえ会社に連絡がきたとしても、楽天カードからの電話だと職場にバレることはないでしょう。
会社員であれば、会社の代表電話ではなく「自分が所属する部署の番号」を書きましょう。自分または自分を知っている人が、電話に出られるかどうかがポイントです。
楽天カード公式サイトには「お電話は個人名でおかけしますので、ご安心ください」と記載されています。プライバシーに配慮した対応がなされているため、職場にクレジットカード申し込みの事実を知られる心配は少ないです。
3. 在籍確認ができなかった場合の対処法
もし本人が電話に出ず在籍確認が取れない場合は、カードが発行されない可能性があります。他人が出て「外出中です」と答えた場合は、在籍確認は取れたと見なされるようです。
在籍確認ができなかった場合は、カード会社に連絡をして事情を説明しましょう。勤務先の情報や電話番号に誤りがないか、もう一度確認することが大切です。
また、申し込み時に在籍確認の電話がかかってくる可能性があることを知っておけば、対応もスムーズになります。事前に心の準備をしておくといいですね。
総量規制に引っかかると審査に通らない
カード申し込み時に見落としがちなのが「総量規制」です。貸金業者からの「借入総額の上限」を規制するルールのことで、クレジットカードの審査時には「総量規制に抵触していないか」も厳しくチェックされます。
1. 総量規制とは年収の3分の1までの制限
貸金業法の「総量規制」では、「借り入れは年収の3分の1まで」と決められています。たとえば年収300万円の人の上限は100万円で、100万円を超えての借り入れはできません。
他社を含めた「借入総額」が多い人は要注意です。借金は「返済能力の有無」に大きく関係するため、審査でマイナスの評価をされてしまう場合があります。
クレジットカードのリボ払いやキャッシング、消費者金融からのローンなど、複数から借り入れがある人は「多重債務状態」です。年収や職業などから考慮して、借金のために借金をする「自転車操業」に近いと判断されれば、審査には通りません。
2. 他社借り入れの合計額が審査に与える影響
現在の借金を全て返済してから新規カードを申し込みましょう。他社での借り入れが年収の3分の1に達している場合、キャッシングの希望が通ることはありません。
さらに、「総量規制を超えるキャッシング枠を申請した=お金に困っている」と見なされ、審査で不利になってしまいます。カード会社は申込者の返済能力を慎重に見極めているのです。
一般的に、キャッシング利用可能枠を高額に設定すると、審査の難易度が上がります。自分の借入状況を正確に把握しておくことが大切です。
3. キャッシング枠を希望しない方が通りやすい理由
クレジットカードには「キャッシング枠」と「ショッピング枠」があります。このうち、キャッシング枠は総量規制の対象です。
買い物のための「ショッピング枠」は「割賦販売法」の対象であるのに対し、現金を借りるための「キャッシング枠」はより審査が厳しい「貸金業法」の対象です。この貸金業法には、借入総額を年収の3分の1までに制限する「総量規制」というルールが存在します。
キャッシング枠を希望すると、他社での借入状況も合算してこの規制に触れないかどうかの審査が加わるため、チェックの工程が増え、ハードルが上がってしまいます。キャッシング枠を0円で申し込むことで、この貸金業法に基づく審査自体が不要になるため、通過の可能性を高めることにつながります。
審査に落ちたらどうすればいいのか?
「審査に落ちたけど、どうしたらいいか分からない」という方も多いはずです。大切なのは、落ち込むことではなく、その原因を推測し次の一手につなげることです。
1. 審査落ちの理由は教えてもらえない
楽天カードに限らず、どのクレジットカードでも審査内容は非公開としています。クレジットカードに審査落ちしても理由は教えてもらえませんが、その理由を考えておけば、次の申し込み時に活かすことができるでしょう。
カード会社が警戒しているのは、第三者による「不正申告」や「虚偽の申告」です。申し込み内容に不備や誤りがあると、審査に通過しないことがあります。
再チャレンジする前には「なぜ落ちたのか」の原因を探りましょう。原因が分からないままむやみに申し込みをすると、信用情報機関の照会履歴が増えて、ますます審査にマイナスの影響を及ぼします。
2. 自分の信用情報を確認する方法
自分のクレジットヒストリーは各信用情報機関で確認ができます。新規申し込み前や審査に落ちた際は、登録内容を一度チェックしてみるとよいでしょう。
信用情報に不安があれば、信用情報機関に有料(500〜1,500円程度)で開示請求もできます。申込み前に確認しておくと安心です。
CIC、JICC、KSCの3つの信用情報機関に、それぞれ開示請求ができます。自分の信用情報がどうなっているか気になる場合は、確認してみることをおすすめします。
3. 他社カードの利用状況を見直す
クレジットカードを適切に利用すると、良好なクレジットヒストリーが積み上がり、カード会社からの信頼が厚くなります。信頼が得られると、「新規カードの審査にスムーズに通る」「利用可能枠の増額が可能になる」「上位カードに切り替えがしやすくなる」といったメリットにつながります。
クレヒスを育てるには、無理のない範囲でローンなどの借入総額を減らし、クレジットカードやスマホの割賦決済などの支払いを滞納しないことです。地道な積み重ねが大切です。
もし現在クレジットカードを持っておらず、すぐにカードが必要なら、審査が不安な人におすすめのクレジットカードに申し込むといいでしょう。審査基準はカード会社によって異なるため、他のカードなら作れる可能性があります。
楽天カードに再申し込みする際の注意点
「審査に落ちたけど、再挑戦したい」というときは、「申し込みのタイミング」に注意が必要です。審査落ちした直後の申し込みは避け、まずは良好なクレヒスを積み上げることを意識しましょう。
1. 最低でも6ヶ月は期間を空けるべき理由
審査に落ちた後、すぐに再申し込みをするのは避けましょう。カード会社の中には「再チャレンジをしてきた人は審査に落とす」という、厳しい基準を設けているところもあるようです。
楽天カードを再申し込みして審査に通るためには、最初の申し込みから6ヵ月待ってから申請するようにしましょう。クレジットカードの申込履歴は6ヶ月たてば信用情報機関から削除されます。
再申し込みは少なくとも6カ月以上の期間を空けるのがベターです。6カ月が経過すると、信用情報機関に記録されている「カード会社が照会した事実」が消え、審査に通りやすくなります。
2. 再申し込み前に改善しておきたいこと
6ヵ月待つ間に落ちた原因にできる限り対応することも有効です。たとえば楽天カードに落ちた理由が「他社からの借り入れが多い」であれば、未返済残高を減らしましょう。
「キャッシング枠を申請した」が理由なら、次回はキャッシング枠を申し込まないようにします。「安定した収入があることを証明できない」なら、収入を安定させることが先決です。
以下のような対策が効果的です。
- 不要なカードを解約したり、使わないキャッシング枠を減額したりする
- カード会社の系列ショップで利用履歴に問題がある場合は、支払い遅延があれば解消する
- 借入総額を減らす
3. 申込内容を正確に記入する重要性
不備や誤りに気づいたら速やかにカード会社に連絡をし、修正を行いましょう。勤務先・年収・現在の借り入れ状況などは「信用情報機関」に登録されているため、嘘の申告をすればすぐにばれてしまいます。
入力ミスや不備を防ぐためにも、心や時間に余裕があるときに楽天カードの申し込みをするのがいいでしょう。慌てて申し込みをすると、思わぬミスをしてしまうかもしれません。
申し込み内容に不備や誤りがあると、信用を疑われて審査に落ちることがあります。正確な情報を記入することが、審査通過への第一歩です。
審査通過率を上げるためにできること
一度審査に落ちたとしても、楽天カードの発行を諦める必要はありません。再度申し込みにトライすることもできます。しかし何の対策もせずに再申し込みをしても、同じ結果になってしまう可能性が高いです。
1. 楽天サービスを積極的に利用しておく
楽天サービスを積極的に利用し、楽天とのコネクションを築いておくと、楽天カードの申し込みがスムーズにいくかもしれません。楽天カード株式会社が管理する個人情報において優良顧客とされる可能性があるからです。
おすすめは「楽天銀行」での口座開設です。楽天銀行と楽天カードは同じグループ会社のため、ある程度の預金を積んでおけば、カードの審査時に有利になる可能性があります。
楽天グループの利用でトラブルを起こさないように気を付けて、優良顧客になることをおすすめします。楽天グループの利用でトラブルがあれば、早めに解決して、問題がある顧客として楽天グループに記録されないように心がけたいですね。
2. 他のクレジットカードでクレヒスを積む
クレヒスが全くないホワイトやスーパーホワイトは、「審査に通りやすいカード」を1枚つくり、実績を残すことが肝要です。携帯電話や家電などを買うときは、「割賦購入(分割購入)」を利用するのもおすすめです。
きちんと返済をすれば、良好な返済履歴が残ります。たとえば、株式会社ライフカードが発行する「デポジット型クレジットカード」は独自の審査基準を設けており、過去にネガティブな情報があった人でも発行してもらえる可能性があります。
他社のカードでクレヒスを育ててから、再度楽天カードに申し込むという方法もあります。審査がやさしいカードを作ってクレヒスを育てることで、信用情報を上げておくといいでしょう。
3. 楽天銀行や楽天デビットカードを活用する方法
信用情報に問題がある人は、楽天カードではなく「楽天銀行デビットカード」の発行を検討しましょう。楽天銀行の預金口座から即時払いされる仕組みのため、クレジットカードのような与信審査は行われません。
利用時は、楽天カードと同じ1%の「楽天ポイント」が還元されます。信用情報機関から異動情報が消えたら、楽天カードにチャレンジしましょう。
楽天デビットカードで楽天サービスを利用しながら、良好な利用実績を積み上げていくことができます。楽天グループ内での利用履歴が、将来的に楽天カード審査でプラスに働く可能性もあります。
楽天カード以外で審査に通りやすいカード
楽天カードの審査に落ちても他のカードなら作れる可能性があります。カードによって基準は違うため、諦める必要はありません。
1. 審査基準が比較的やさしいカードの特徴
楽天カードの審査に落ちた人でも作れる可能性のあるおすすめのクレジットカードがあります。プロミスVisaカード、ライフカード、Nexus Cardなどです。
プロミスVisaカードは、消費者金融プロミスからの借り入れもできるクレジットカードです。申し込みの流れは、プロミスの借入契約とプロミスVisaカードの2ステップで行います。
ライフカードは、業界最高水準のポイントプログラムがあるクレジットカードです。誕生月の利用でポイント3倍になり、ステージ制でポイントが最大2倍になります。
2. デビットカードやプリペイドカードという選択肢
Nexus Cardは、あらかじめ保証金(デポジット)を預けるデポジット型クレジットカードで、預けたデポジットと同じ額がカードの利用限度額になります。デポジット型は審査基準が異なるため、通常のクレジットカードよりも作りやすい傾向があります。
楽天銀行デビットカードも選択肢の一つです。与信審査が行われないため、信用情報に不安がある方でも作れます。
プリペイドカードは事前にチャージして使うタイプのため、審査なしで作れることがほとんどです。クレジットカードの代わりとして活用できます。
3. 良好な利用実績を作ってから再挑戦する
審査がやさしめのカードを作って、良好な利用実績を積み上げてから楽天カードに再チャレンジする方法があります。信用情報機関から異動情報が消えるのを待ち、その間に別のカードでクレヒスを育てるのです。
過去に金融事故を起こしたことがある人は、信用情報機関から「異動情報」が消えるのを待ちましょう。CICやJICCでは、異動情報が最長で5年間保管されます。
この期間中に、審査に通りやすいカードで良好な支払い履歴を作っておけば、楽天カードの再申し込み時に有利になります。焦らず着実に信用を積み上げていくことが大切です。
まとめ
楽天カードは比較的申し込みやすいカードとして知られていますが、審査に落ちる方も少なくありません。収入面や信用情報、過去の支払い履歴などが主な原因です。
もし審査に落ちてしまったら、まずは自分の信用情報を確認してみましょう。信用情報機関に開示請求をすれば、自分の状況が把握できます。そのうえで、借入を減らしたり、申込内容を正確に記入したりといった対策を取ることが大切です。
再申し込みは最低でも6ヶ月空けてから行いましょう。その間に楽天サービスを積極的に利用したり、他のカードでクレヒスを育てたりすることで、次回の審査通過率を上げることができます。楽天カードが難しい場合は、審査基準が異なる他社カードも検討してみるといいかもしれません。

