クレジットカードの家族カードを活用!審査はある?おすすめも紹介!

クレジットカード

クレジットカードを使っていて「家族にもカードを持たせたいな」と思ったことはありませんか?

家族カードは、本会員のカードに紐づく形で発行できるカードです。年会費が安く、審査のハードルも低いことから、多くの世帯で活用されています。ポイントも合算されるので、家族みんなで使うとザクザク貯まるのも嬉しいポイントです。

ただ、利用限度額が共有されたり、明細が本会員に見られたりと、気をつけておきたいこともあります。この記事では、家族カードの審査や発行条件、おすすめのカードまで詳しく紹介していきます。

家族カードとは?

家族カードは、本会員のクレジットカードに付帯する形で発行されるカードのことです。通常のクレジットカードと違い、家族用に特別に用意されたサービスといえます。

1. 家族カードの仕組み

家族カードは、本会員が契約しているクレジットカードに紐づく形で発行されます。本会員が持っているカードの「追加カード」のような位置づけです。

支払いは本会員の口座から一括で引き落とされます。家族会員が使った分も、本会員の利用分とまとめて請求される仕組みです。

カード券面には家族会員本人の名前が記載されます。あくまでカードを使うのは家族会員自身なので、サインなども本人が行います。

2. 本会員との違い

本会員は、クレジットカード会社と直接契約している人のことです。審査を受けて、自分名義でカードを発行しています。

一方、家族カードの会員は、本会員の信用をベースにカードを持つことができます。支払いの責任も本会員が負うため、家族会員自身の返済能力は基本的に問われません。

ポイントも本会員のアカウントに合算されます。家族みんなで使った分が一つにまとまるので、効率よくポイントを貯められるのです。

3. 家族カードを発行できる対象者

家族カードを発行できるのは、本会員と生計を同じくする家族です。具体的には配偶者、両親、子どもが対象になります。

多くのカード会社では「18歳以上(高校生を除く)」という年齢制限を設けています。大学生なら発行できますが、高校生は基本的に対象外です。

同居していなくても、生計を共にしていれば発行できるケースもあります。たとえば、一人暮らしをしている大学生の子どもに家族カードを持たせることも可能です。

家族カードの審査はあるの?

家族カードを申し込むとき、気になるのが審査のことですよね。結論からいうと、家族カードの審査は本会員の情報をもとに行われます。

1. 審査は本会員のみが対象

家族カードの審査では、本会員の信用情報や利用状況が重視されます。カード会社は「この人は支払いをきちんとしてくれるか」を本会員の履歴で判断するのです。

本会員がこれまでにきちんと支払いをしていて、延滞などのトラブルがなければ、審査に通りやすいといえます。

逆に、本会員が過去に延滞や強制解約などの問題を起こしていると、家族カードの審査にも影響します。支払い口座が同じになるため、カード会社はリスクを避けようとするのです。

2. 家族会員は基本的に審査なし

家族会員自身には、基本的に審査がありません。クレジットヒストリー(利用履歴)がなくても大丈夫です。

なぜなら、支払いの責任を負うのは本会員だからです。家族会員はカードを使うだけで、実際にお金を払うのは本会員になります。

ただし、過去に同じカード会社で家族会員がトラブルを起こしていた場合は、発行を断られることもあります。カード会社によって対応が異なるので注意が必要です。

3. 専業主婦や学生でも発行できる理由

専業主婦や学生でも、家族カードなら持ちやすいです。本会員の信用で発行できるため、自分自身に収入がなくても問題ありません。

本会員に安定した収入があれば、家族会員の返済能力は問われないのです。これが家族カードの大きなメリットといえます。

アルバイトやパートで働いている人も、家族カードなら安心して持つことができます。自分名義でカードを作るより、ずっとハードルが低いのです。

家族カードを作るメリット

家族カードには、たくさんのメリットがあります。年会費の面でもお得ですし、ポイントも効率よく貯められます。

1. 年会費が安くなる

家族カードの年会費は、無料または本会員よりも割安に設定されているケースが多いです。

三井住友カード(NL)や楽天カード、JCB CARD Wなどは、本会員も家族会員も年会費が永年無料です。

家族がそれぞれ別々のカードを持つよりも、世帯全体のランニングコストをぐっと抑えられます。浮いたお金で好きなものを買えるのは嬉しいですよね。

2. ポイントが合算されて貯まりやすい

家族カードで獲得したポイントは、本会員のアカウントにまとめて付与されます。

家族みんなで使った分が一つになるので、短期間でたくさんのポイントを貯めることができます。一人で使うよりも、ずっと効率的です。

貯まったポイントで豪華な景品と交換したり、買い物に使ったりできます。家族で協力してポイ活すれば、家計の節約にもつながりますよ。

3. 家計の管理がしやすくなる

家族カードの利用分は、本会員の口座からまとめて引き落とされます。支払い方法が一本化されるので、家計管理がとても楽になります。

利用明細を見れば「いつ、誰が、どこで、いくら使ったか」が一目で分かります。無駄な支出を見つけやすくなるのもメリットです。

複数の口座から引き落とされる場合と比べて、残高不足の心配も減ります。家計簿をつける手間も省けて、時間の節約にもなりますね。

4. 本会員と同じ特典を受けられる

家族カードは、基本的に本会員と同じランクが適用されます。割安な年会費で、本会員と同等の特典やサービスを受けられるのです。

空港ラウンジサービスや旅行傷害保険、各種優待や割引なども家族カードで利用できます。

ゴールドカードの家族カードなら、家族全員がゴールド特典を受けられます。これはかなりお得だと思いませんか?

家族カードのデメリットと注意点

便利な家族カードですが、いくつか気をつけておきたいこともあります。メリットだけでなく、デメリットも理解しておくことが大切です。

1. 利用限度額は本会員と共有される

家族カードの利用限度額は、本会員と合算になります。家族カードで使った分だけ、本会員の利用可能枠が減る仕組みです。

たとえば本会員の限度額が100万円で、家族カードで30万円使ったら、本会員が使えるのは残り70万円です。

どちらかが利用枠を使いすぎると、もう片方が買い物できなくなることもあります。家族で利用状況を共有しておくことが大切ですね。

2. 引き落とし口座を個別に設定できない

家族カードの利用代金は、本会員が指定した口座からまとめて引き落とされます。本会員と家族会員で、引き落とし口座を別々に設定することはできません。

本会員は、家族カードの分も含めた全体の利用金額を把握しておく必要があります。引き落とし日に残高不足にならないよう注意が必要です。

もし引き落としができないと、遅延損害金が発生したり、信用情報に傷がついたりします。住宅ローンなどの審査で不利になる可能性もあるので気をつけましょう。

3. 利用明細が本会員に見られる

本会員は、自分の利用分だけでなく、家族カードの利用明細もすべて確認できます。

家族カードの利用履歴を、本会員に知られないように設定することはできません。「どこで何を買ったか」が全部見られてしまうのです。

もし利用履歴を家族に知られたくない場合は、家族カードではなく、自分名義のカードを発行する必要があります。

4. 発行枚数に制限がある

クレジットカードによって、発行できる家族カードの枚数には上限があります。

楽天カードは2枚まで、イオンカードセレクトは3枚まで、PayPayカードは10枚までといった具合です。

家族の人数が多い場合は、必要な枚数を発行できるか事前に確認しておきましょう。後から「足りなかった」となると困りますからね。

家族カードを発行できる条件

家族カードを発行するには、いくつかの条件を満たす必要があります。申し込む前にしっかり確認しておきましょう。

1. 配偶者・両親・子どもが対象

家族カードを発行できるのは、本会員と生計を同じくする配偶者、両親、子どもです。

配偶者は、婚姻届を提出した法律上の夫婦が基本です。ただし、最近では事実婚や同性パートナーでも発行できるカード会社が増えています。

両親と子どもは、いわゆる一親等の関係にあたります。孫や兄弟姉妹など、二親等以降の家族には発行できないケースが多いです。

2. 年齢制限について

多くのカード会社では「満18歳以上(高校生を除く)」を発行対象としています。

大学生や専門学校生なら、18歳以上であれば家族カードを持つことができます。収入がなくても問題ありません。

高校生は基本的に対象外ですが、海外留学で使う場合は例外的に発行できることもあります。詳しくはカード会社に問い合わせてみるとよいでしょう。

3. 同居していない家族でも発行できるか

同居していなくても、生計を共にしていれば家族カードを発行できます。

たとえば、一人暮らしをしている大学生の子どもや、別居している両親にも家族カードを持たせることが可能です。

ただし「生計を同じくする」という条件は満たす必要があります。完全に独立して生活している場合は、対象外になる可能性もあるので注意しましょう。

家族カードの作り方

家族カードの申し込み方法は、それほど難しくありません。必要なものを揃えて、手順に従って進めていきましょう。

1. 申し込みに必要なもの

家族カードの申し込みには、基本的に家族会員の情報が必要です。氏名、年齢、本会員との続柄などを入力します。

本人確認書類は、多くの場合必要ありません。本会員の情報をもとに審査が行われるためです。

ただし、姓が本会員と異なる場合は、関係を証明する書類(戸籍謄本や住民票など)の提出を求められることがあります。

2. 発行までの流れ

すでに本会員がカードを持っている場合は、会員専用サイトから申し込むのが一般的です。マイページにログインして、家族カード発行の手続きを進めます。

申し込み後、カード会社で審査が行われます。問題がなければ、数日から1週間程度でカードが自宅に届きます。

郵送で申し込むこともできます。申込書を取り寄せて、必要事項を記入して送り返す方法です。

3. 本カードと同時申し込みと追加発行の違い

新規でクレジットカードを発行する際に、同時に家族カードも申し込むことができます。申し込みフォームの家族カード欄にチェックを入れるだけです。

すでに本カードを持っている場合は、追加で家族カードを発行する形になります。こちらは会員サイトや郵送で申し込みます。

同時申し込みのほうが手間は少ないですが、追加発行でも手続きは簡単です。どちらを選んでも、家族カードの特典やサービスに違いはありません。

おすすめの家族カード

家族カードが発行できるクレジットカードはたくさんありますが、その中でも特におすすめのカードを紹介します。

1. 三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)は、本会員も家族会員も年会費が永年無料です。ナンバーレスデザインで、セキュリティも高いのが特徴です。

対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を使うと、ポイント還元率が最大7%にアップします。セブン-イレブンやローソン、マクドナルドなどでよく買い物をする人にぴったりです。

項目内容
年会費本人・家族ともに永年無料
基本還元率0.5%
特典対象店舗でスマホタッチ決済最大7%還元
国際ブランドVisa、Mastercard

家族で「家族ポイント」に登録すると、家族1人あたり+1%(最大+5%)が追加で還元されます。家族みんなで使えば、どんどんポイントが貯まりますよ。

2. イオンカードセレクト

イオンカードセレクトは、イオングループでの買い物が多い家族におすすめです。イオン、マックスバリュ、ダイエーなどでポイント2倍になります。

毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、イオングループでの買い物が5%オフになります。映画も割引価格で観られるなど、特典が充実しています。

項目内容
年会費本人・家族ともに永年無料
基本還元率0.5%
特典イオングループで還元率2倍、感謝デーは5%オフ
発行枚数最大3枚

電子マネーWAONへのオートチャージでもポイントが貯まります。チャージ分と支払い分の二重取りができるのも嬉しいポイントです。

3. 楽天カード

楽天カードは、基本還元率が1.0%と高く、楽天市場での買い物では常に3.0%のポイント還元を受けられます。

年会費は本会員も家族会員も永年無料です。貯まったポイントは、本会員から家族会員に移行することもできます。

項目内容
年会費本人・家族ともに永年無料
基本還元率1.0%
特典楽天市場で3.0%還元、ポイント共有可能
発行枚数最大2枚

楽天関連のサービスをよく使う家族なら、間違いなくお得なカードです。SPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を達成すれば、最大18%まで還元率がアップします。

4. JCBカード

JCB CARD Wは、18歳から39歳までが申し込めるカードです。39歳までに入会すれば、40歳以降も年会費無料で使い続けられます。

ポイント還元率が常に1.0%で、Amazonやスターバックス、セブン-イレブンなどの提携店舗では最大10.5%にアップします。

項目内容
年会費本人・家族ともに永年無料
基本還元率1.0%
特典パートナー店で最大10.5%還元
申込条件18〜39歳

家族カードも年会費無料で発行でき、本会員と同様にポイントが貯まります。本会員が申し込み時に18〜39歳であれば、家族カードを持つ人が40歳以上でも大丈夫です。

家族カードの活用方法

家族カードを持ったら、できるだけお得に活用したいですよね。ここでは、ポイントを効率よく貯めるコツや活用方法を紹介します。

1. ポイントを効率よく貯めるコツ

家族全員が普段の買い物を家族カードに集約すると、ポイントがどんどん貯まります。食費、日用品、公共料金など、支払えるものは全部カードにしましょう。

特定の店舗で還元率がアップするカードを選ぶのもポイントです。家族がよく使うお店が対象なら、効率的にポイントを獲得できます。

楽天カードなら楽天市場、イオンカードならイオングループといった具合に、ライフスタイルに合わせて選ぶとよいですね。

2. 家族で利用するときのルール設定

利用限度額が共有されるため、家族で使いすぎには注意が必要です。月にいくらまで使うか、事前にルールを決めておくとトラブルを避けられます。

本会員は定期的に利用明細をチェックして、家族全体の利用状況を把握しておきましょう。想定外の出費があれば、早めに気づくことができます。

家族会員も、自分の利用分は会員サイトで確認できます。お互いに意識することで、家計管理がスムーズになりますよ。

3. 旅行保険など特典を最大限に活かす方法

家族カードに付帯している旅行保険は、家族旅行の際に役立ちます。本会員と同じ補償を受けられるので、別途保険に入る必要がありません。

ただし、利用付帯の場合は旅行代金をそれぞれのカードで支払う必要があります。補償の適用条件を事前に確認しておきましょう。

空港ラウンジサービスも家族で利用できます。ゴールドカードの家族カードなら、待ち時間を快適に過ごせますね。

まとめ

家族カードは、年会費が安く、審査のハードルも低いため、多くの家庭で活用されています。

家族みんなでポイントを貯められて、家計管理もしやすくなるのが大きな魅力です。ただし、利用限度額が共有される点や、明細が本会員に見られる点には注意が必要です。

自分の家族に合ったカードを選んで、上手に活用してみてください。三井住友カード(NL)や楽天カード、イオンカードセレクトなど、年会費無料で特典が充実したカードがたくさんあります。

まずは家族でよく使うお店や、ライフスタイルを考えてみましょう。きっとぴったりの一枚が見つかるはずです。

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