クレジットカードを作ろうと思ったとき、必ず聞かれるのが「国際ブランドはどれにしますか?」という質問です。
VISAやMasterCard、JCBといった名前は見たことがあるけれど、正直どう違うのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
実はこの選択、意外と重要なんです。どのブランドを選ぶかで使えるお店の範囲が変わりますし、受けられる特典も違ってきます。海外旅行に行く機会が多い方と、国内中心で使う方では、ベストな選択が変わることもあります。
ここでは3つのブランドの違いを比較しながら、自分に合った選び方の基準を紹介していきます。
VISA・MasterCard・JCBとは?
まずは3つのブランドの基本的な特徴を押さえておきましょう。それぞれに生まれた背景や強みがあります。
国際ブランドというのは、世界中で使える決済ネットワークのことです。カードに書かれているロゴマークと同じブランドの加盟店であれば、どこでもそのカードで支払いができます。
1. VISAの特徴
VISAは1958年にアメリカで誕生した、世界で最も使われている国際ブランドです。
加盟店数は約1億3,000万店と圧倒的で、世界200以上の国と地域で使えます。日本国内でのシェア率も50%を超えており、クレジットカードを持っている人の半数以上がVISAを選んでいるということになります。
特にアメリカやアジア圏での普及率が高いのが特徴です。初めてクレジットカードを作る方がVISAを選ぶケースが多いのは、やはりこの「どこでも使える安心感」が大きいのだと思います。海外旅行に行ったときも、VISAのロゴがあればほぼ間違いなく使えるという安心感は心強いものです。
2. MasterCardの特徴
MasterCardも1966年にアメリカで生まれた国際ブランドで、VISAと並ぶ世界2大ブランドの一つです。
加盟店数はVISAとほぼ同じ約1億3,000万店で、世界210以上の国と地域で利用できます。特にヨーロッパ圏での普及率が高いことで知られています。
日本国内ではVISAに次ぐシェア率ですが、実際の使い勝手はVISAとほとんど変わりません。むしろコストコで使えるクレジットカードがMasterCardだけという点は、コストコ会員にとって見逃せないポイントです。グルメやエンタメ系の優待特典が充実しているのもMasterCardの魅力の一つです。
3. JCBの特徴
JCBは1961年に日本で誕生した、唯一の日本発の国際ブランドです。
加盟店数は約4,600万店で、VISAやMasterCardと比べると少なめですが、日本国内では約28%のシェアを持っています。国内での使い勝手はVISAやMasterCardとほぼ変わりません。
日本のブランドならではの強みは、やはり国内での手厚いサポートと充実した特典です。特にディズニーリゾートの優待や国内旅行のサポートが充実しているのが特徴で、日本国内中心で使う方には魅力的な選択肢になります。ハワイや台湾など日本人観光客が多い地域では、JCB専用のラウンジや優待サービスも用意されています。
加盟店数とシェア率の違い
3つのブランドを比較するとき、最も気になるのが「実際にどこで使えるのか」という点です。数字で見てみると、違いがはっきりします。
1. 世界での加盟店数比較
世界規模で見ると、VISAとMasterCardが圧倒的です。
両ブランドともに約1億3,000万店の加盟店を持ち、世界200以上の国と地域で使えます。一方JCBは約4,600万店と、3分の1程度にとどまっています。
ただしこの数字だけで判断するのは早計です。JCBは近年、世界各地の主要な加盟店網と提携を進めており、実際に使える場所は着実に増えています。特にアジア圏では日本人観光客が多いこともあり、主要な観光地やホテル、レストランではJCBが使えるケースも多いです。
とはいえ、マイナーな地域や小さな店舗まで含めると、やはりVISAやMasterCardの方が使える確率は高いというのが実情です。世界一周旅行のような冒険的な旅をするなら、VISAかMasterCardを持っておく方が安心でしょう。
2. 日本国内でのシェア率
日本国内に目を向けると、状況は少し変わってきます。
VISAが約50.8%で圧倒的なトップシェアを誇り、JCBが約28%で2位、MasterCardがそれに続く形です。つまり日本人の約8割がVISAかJCBのカードを持っているということになります。
国内での使い勝手という点では、この3つのブランドに大きな差はありません。コンビニやスーパー、飲食店など、クレジットカードが使える店であれば、ほぼすべての店でこの3つのブランドが使えます。
ただし例外もあります。コストコは世界的にMasterCardとのパートナーシップを結んでおり、日本のコストコでもMasterCardしか使えません。コストコ会員の方は、MasterCardを1枚持っておく必要があります。
3. 使える場所の広さはどう違う?
実際の使い勝手を考えると、場所によって強みが変わってきます。
VISAとMasterCardは世界中どこでもほぼ同じように使えると考えて問題ありません。大きな都市や観光地であれば、まず困ることはないでしょう。この2つのブランドは、世界中の加盟店網が重なっている部分が非常に大きいのです。
JCBは日本国内では問題なく使えますが、海外では使える場所がやや限られます。ただしハワイや台湾、韓国など日本人観光客が多い地域では、JCB専用ラウンジや優待サービスがあり、むしろVISAやMasterCardより便利なこともあります。
結局のところ、「使える場所の広さ」だけで選ぶならVISAかMasterCardが無難です。でも国内中心で使うなら、JCBの特典の方が魅力的に感じる方もいるでしょう。
海外で使うならどれ?地域別の強み
海外旅行や出張が多い方にとって、どのブランドを選ぶかは実用性に直結します。実は地域によって強いブランドが少し違うんです。
1. アメリカ方面ならVISAが便利
アメリカやカナダなど北米方面に行く機会が多いなら、VISAが最も安心です。
VISAはアメリカ発祥のブランドということもあり、北米では圧倒的な普及率を誇ります。大都市はもちろん、地方の小さな町のガソリンスタンドや個人経営の飲食店でも、VISAであればほぼ確実に使えます。
MasterCardも北米での使い勝手は悪くありませんが、稀に「VISAだけ」という小さな店に出会うこともあります。逆のパターンはほとんど見かけません。アメリカ旅行が決まっているなら、メインカードはVISAにしておくのが賢明です。
JCBも主要な観光地やホテルでは使えますが、小さな店やレストランでは断られるケースが多いです。アメリカ方面にJCBだけで行くのは、正直おすすめできません。
2. ヨーロッパ方面ならMasterCardが安心
ヨーロッパ旅行を計画しているなら、MasterCardが強いです。
特にドイツやフランス、イタリアなどヨーロッパ各国では、MasterCardの普及率がVISAと同等かそれ以上の地域もあります。ヨーロッパ発祥のブランドではありませんが、早くから欧州市場に力を入れてきた結果、高いシェアを獲得しています。
VISAもヨーロッパで問題なく使えますから、どちらを選んでも困ることはほとんどありません。ただMasterCardの方が、現地の小さなカフェやマーケットで使えるケースがわずかに多いという声もあります。
JCBはヨーロッパでは加盟店がかなり限られます。主要な観光地のホテルやレストランなら使えることもありますが、基本的にはVISAかMasterCardを持っていく方が安心です。
3. ハワイや台湾ならJCBも使いやすい
意外かもしれませんが、ハワイや台湾、韓国など日本人に人気の観光地では、JCBが非常に使いやすいです。
ハワイではJCB会員専用のラウンジ「JCBプラザ ラウンジ・ホノルル」があり、無料で休憩できたり荷物を預けられたりします。ワイキキの主要なショップやレストランでは、JCB会員限定の割引優待も受けられます。
台湾や韓国でも同様に、JCBと提携している店舗では特別な優待が用意されていることが多いです。日本語のサポートデスクもあり、困ったときに日本語で相談できるのは大きな安心材料になります。
もちろんVISAやMasterCardの方が使える店舗数は多いのですが、日本人観光客が多いエリアでは、JCBならではのメリットを感じられる場面も多いです。2枚目のカードとしてJCBを持っておくのもいい選択だと思います。
国内で使う場合の違いとは?
日本国内での利用が中心なら、選び方のポイントが変わってきます。使い勝手だけでなく、特典やサービスの違いも見逃せません。
1. JCBは国内特典が充実している
国内中心で使うなら、JCBの特典の充実ぶりは見逃せません。
JCBは日本発祥のブランドだけあって、国内での優待サービスが非常に手厚いです。特にディズニーリゾートの優待は有名で、JCBカード会員限定の抽選に参加できたり、貯めたポイントをパークチケットに交換できたりします。
国内の主要な飲食店やレジャー施設での割引も充実しており、JCB優待ガイドやクラブオフなどのサービスを使えば、映画館やカラオケ、ホテルなどで最大80%OFFの優待を受けられることもあります。
国内旅行の傷害保険や、日本語でのサポート体制も整っているので、海外にほとんど行かないという方には、JCBが最もお得に使えるブランドかもしれません。
2. VISAとMasterCardは大きな差がない
国内での使い勝手という点では、VISAとMasterCardに大きな違いはありません。
どちらも日本全国のほぼすべての店舗で使えますし、コンビニやスーパー、飲食店、オンラインショップなど、クレジットカードが使える場所であれば問題なく利用できます。
付帯している特典やサービスは、カード発行会社によって変わってくるので、ブランドの違いよりもどのカード会社を選ぶかの方が重要です。例えば三井住友カードなら、VISAでもMasterCardでも基本的なサービスは同じです。
ただし細かい点では、一部の店舗や施設で「VISAのみ」「MasterCardのみ」というケースもないわけではありません。とはいえそのような店はかなり稀で、日常生活で困ることはまずないでしょう。
3. コストコで使えるのはMasterCardだけ
国内での大きな違いの一つが、コストコでの利用です。
コストコは世界的にMasterCardとパートナーシップを結んでおり、日本のコストコでもMasterCardしか使えません。VISAやJCB、アメリカン・エキスプレスなどは一切使えないので注意が必要です。
コストコ会員の方、またはこれから会員になろうと考えている方は、MasterCardを1枚持っておく必要があります。現金払いもできますが、大量買いするコストコでは、ポイントが貯まるクレジットカード払いの方が断然お得です。
逆に言えば、コストコを使わない方にとっては、VISAとMasterCardの国内での違いはほとんどないということです。どちらを選んでも日常生活で困ることはないでしょう。
それぞれの特典・サービスの違い
国際ブランドによって、受けられる特典やサービスにも違いがあります。カードを選ぶときの参考にしてください。
1. JCBの優待サービス(ディズニー・クラブオフなど)
JCBの特典で最も有名なのが、ディズニーリゾート関連の優待です。
「ディズニー★JCBカード」という専用カードを持てば、カード限定デザインが選べるだけでなく、会員限定イベントへの抽選参加やポイントでのパークチケット交換など、ディズニーファンにはたまらない特典が満載です。
一般のJCBカードでも、貯めたポイントをディズニーチケットやホテル宿泊券に交換できます。例えばパークチケット2枚が3,200ポイント、ミラコスタのスーペリアルーム宿泊券が19,000ポイントで交換可能です。
またJCBカードSなどでは、国内外20万ヵ所以上で使える「クラブオフ」という割引優待サービスが付帯しています。グルメ、レジャー、映画館、ホテルなどで最大80%OFFの優待を受けられるのは魅力的です。
2. VISAの特典(旅行関連の割引や優待)
VISAの特典は、カード発行会社によって内容が大きく変わります。
VISA自体が提供している共通特典としては、「Visa優待プログラム」があり、世界中の加盟店で割引やキャッシュバックを受けられます。特に旅行関連の優待が充実しており、ホテルやレンタカー、ツアーなどで特別価格が適用されることがあります。
ただしVISAブランドの真価は、どのカード発行会社でも選べる汎用性の高さにあります。楽天カード、三井住友カード、エポスカードなど、人気カードのほとんどがVISAブランドを選べるので、自分のライフスタイルに合ったカードを選びやすいです。
旅行傷害保険やショッピング保険なども、カード発行会社によって内容が異なります。VISAというブランドよりも、どのカード会社を選ぶかが重要になってきます。
3. MasterCardの特典(グルメ・エンタメ系)
MasterCardは、グルメやエンタメ系の優待が充実しています。
「Mastercard優待プログラム」では、国内外の高級レストランでのコース料理割引や、コンサート・スポーツイベントのチケット先行予約などの特典が用意されています。特にプレミアムカードになると、1名分のコース料理が無料になるダイニング特典なども利用できます。
またMasterCardは「プライスレス・シティ」という体験型の優待プログラムを展開しており、特別なイベントやツアー、ワークショップなどに参加できる機会も提供しています。
コストコでの利用も含めて考えると、MasterCardは「日常の買い物から特別な体験まで幅広く楽しめるブランド」と言えるかもしれません。VISAと同じく世界中で使えて、独自の優待も充実しているバランスの良さが魅力です。
どんな人にどれがおすすめ?選び方の基準
ここまでの情報を踏まえて、自分に合ったブランドを選ぶ基準を整理してみましょう。使い方によってベストな選択が変わってきます。
1. 初めてカードを作る人はVISAが無難
初めてクレジットカードを作るなら、迷わずVISAを選ぶのが最も安心です。
世界中で最も使われているブランドなので、国内でも海外でも「使えなくて困る」という場面にほとんど遭遇しません。将来的に海外旅行に行く可能性があるなら、なおさらVISAが無難です。
またVISAは多くのカード会社が発行しているので、選択肢が豊富です。年会費無料の楽天カードや三井住友カード(NL)、学生向けのライフカードなど、自分の状況に合わせて選べます。
「とりあえず1枚持っておきたい」「どれを選べばいいかわからない」という方は、VISAを選んでおけば後悔することはまずないでしょう。それくらい汎用性の高いブランドです。
2. 海外旅行が多い人の選び方
海外に行く機会が多い方は、行き先に合わせて選ぶのが賢明です。
アメリカやアジア圏が多いならVISA、ヨーロッパが多いならMasterCardが第一選択になります。ただし最も安心なのは、VISAとMasterCardの両方を持っておくことです。万が一片方が使えなくても、もう片方でカバーできます。
年に数回海外に行くような方なら、メインカードをVISA、サブカードをMasterCardにするという組み合わせがおすすめです。2枚とも年会費無料のカードを選べば、維持費もかかりません。
JCBは海外での使い勝手が限られますが、ハワイや台湾など日本人観光客が多い地域に特化するなら、専用ラウンジや優待が使えて便利です。3枚目として持っておくのもいいでしょう。
3. 国内中心で使う人はJCBもあり
海外にほとんど行かず、国内中心で使うならJCBは魅力的な選択肢です。
国内での使い勝手はVISAやMasterCardと変わりませんし、むしろディズニーリゾートの優待やクラブオフなどの国内特典が充実しています。特にディズニー好きな方には、JCBは外せないブランドです。
JCB CARD WやJCB CARD Sなど、年会費無料で高還元率のカードも揃っています。39歳以下ならJCB CARD Wがポイント常に2倍でお得ですし、40歳以上ならJCB CARD Sがクラブオフ付帯で優待充実です。
ただし将来的に海外に行く可能性があるなら、VISAかMasterCardを1枚は持っておいた方が安心です。JCBだけだと、急な海外出張や旅行の際に困ることがあります。
4. グルメや外食が好きな人はMasterCard
外食が多い方や、グルメにこだわりがある方には、MasterCardがおすすめです。
MasterCardの優待プログラムには、高級レストランでのコース料理割引や、1名分無料になるダイニング特典などが用意されています。特にゴールドカード以上になると、グルメ関連の特典がさらに充実します。
コストコ会員の方にとっても、MasterCardは必須のブランドです。コストコでの大量買いをクレジットカードで支払えば、ポイントもしっかり貯まります。
またMasterCardは世界中で使えるので、海外旅行でのグルメ体験にも対応できます。食べ歩きが趣味という方には、VISAよりもMasterCardの方が合っているかもしれません。
おすすめのクレジットカード具体例
ここからは、各ブランドで実際におすすめできるクレジットカードを具体的に紹介します。年会費や特典を比較しながら選んでください。
1. VISA付帯のおすすめカード3選
VISAブランドで特におすすめのカードを3つ紹介します。
三井住友カード(NL)は、年会費永年無料で対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済で最大7%ポイント還元という高還元率が魅力です。ナンバーレスデザインでセキュリティも安心で、最短10秒で発行できるスピード感も嬉しいポイントです。
楽天カードは年会費永年無料で、楽天市場での買い物でポイント3倍という高還元率が特徴です。楽天経済圏を活用している方には必須のカードで、貯まったポイントの使い道も豊富です。
エポスカードは年会費永年無料で、全国1万店舗以上での優待が受けられます。マルイでの買い物が年4回10%OFFになるほか、海外旅行傷害保険が自動付帯しているのも大きな魅力です。
| カード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 主な特典 |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード(NL) | 永年無料 | 0.5〜7% | 対象店舗でタッチ決済最大7%還元 |
| 楽天カード | 永年無料 | 1〜3% | 楽天市場でポイント3倍 |
| エポスカード | 永年無料 | 0.5% | 全国1万店舗以上で優待 |
2. MasterCard付帯のおすすめカード3選
MasterCardブランドでおすすめのカードも3つ紹介します。
三井住友カード ゴールド(NL)は、通常年会費5,500円(税込)ですが、年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料になります。実質年会費無料でゴールドカードが持てるという、コスパ最強クラスのカードです。
ライフカードは年会費永年無料で、誕生月にはポイント3倍(還元率1.5%)になります。入会後1年間もポイント1.5倍なので、新規入会者にお得なカードです。
楽天カード(MasterCard)は、楽天カードのMasterCardバージョンです。コストコで使えるという点で、VISA版よりも便利な場合があります。年会費永年無料で楽天市場でのポイント3倍は同じです。
| カード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 主な特典 |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(条件付き永年無料) | 0.5〜20% | 年100万円利用で翌年以降永年無料 |
| ライフカード | 永年無料 | 0.5〜1.5% | 誕生月ポイント3倍 |
| 楽天カード | 永年無料 | 1〜3% | コストコで使える、楽天市場ポイント3倍 |
3. JCB付帯のおすすめカード3選
JCBブランドで特におすすめのカードを3つ紹介します。
JCB CARD Wは、18〜39歳限定で申し込める年会費永年無料のカードです。ポイントがいつでも2倍(還元率1%)で、優待店では最大21倍になります。若い世代には最もおすすめのJCBカードです。
JCB CARD Sは、年会費永年無料でクラブオフという優待サービスが付帯しています。国内外20万ヵ所以上で最大80%OFFの割引が受けられるほか、JCBスマートフォン保険も付いています。
ディズニー★JCBカードは、ディズニー好きなら必携のカードです。年会費2,200円(初年度無料)で、会員限定イベントへの抽選参加や、ポイントでのパークチケット交換など、ディズニー特典が満載です。
| カード名 | 年会費 | ポイント還元率 | 主な特典 |
|---|---|---|---|
| JCB CARD W | 永年無料(39歳以下限定) | 1〜21% | ポイント常に2倍、優待店で最大21倍 |
| JCB CARD S | 永年無料 | 0.5% | クラブオフ付帯、スマホ保険付き |
| ディズニー★JCBカード | 2,200円(初年度無料) | 0.5〜1% | ディズニー限定特典、会員限定イベント |
2枚持ちするならどの組み合わせ?
クレジットカードは1枚だけでなく、2枚持ちすることでより便利に使えます。どの組み合わせが最適か考えてみましょう。
1. VISAとJCBの組み合わせが人気
最も人気が高いのは、VISAとJCBの組み合わせです。
VISAで世界中どこでも使える安心感を確保しつつ、JCBで国内の充実した特典を享受できます。海外旅行ではVISAをメインに使い、国内ではJCBの優待を活用するという使い分けができます。
例えば、メインカードを三井住友カード(NL)のVISA、サブカードをJCB CARD Wにするという組み合わせは、どちらも年会費無料で高還元率です。コンビニではVISA、AmazonなどのネットショップではJCBというように、ポイントが貯まりやすい方を選んで使えます。
ディズニーリゾートによく行く方なら、VISAカードとディズニー★JCBカードの組み合わせも魅力的です。海外旅行の安心感とディズニー特典の両方を手に入れられます。
2. 用途によって使い分けるメリット
2枚持ちの最大のメリットは、用途に応じて最適なカードを選べることです。
例えば、海外旅行用にVISA、コストコ用にMasterCardという組み合わせなら、それぞれの場面で確実にカードが使えます。またポイント還元率が高い店舗が異なる場合、その都度お得な方を選べます。
カードによって付帯保険の内容も違うので、旅行傷害保険を重視するならゴールドカード、日常使いなら高還元率カードというように使い分けることもできます。万が一メインカードが使えなくなった場合のバックアップとしても、2枚目は重要です。
ただし管理が複雑になるデメリットもあります。どのカードで何を支払ったか把握しにくくなるので、使い分けのルールを明確にしておくことが大切です。
3. 年会費無料カード同士なら負担なし
2枚持ちを考えるなら、両方とも年会費無料のカードを選ぶのが基本です。
年会費がかかるカードを複数持つと、使わなくても毎年コストが発生してしまいます。その点、年会費無料のカードなら維持費ゼロで、好きなときに使えるという気軽さがあります。
例えば、楽天カード(VISA)と三井住友カード(NL、MasterCard)の組み合わせなら、どちらも年会費永年無料です。楽天市場では楽天カード、コンビニでは三井住友カードという使い分けで、ポイントを効率よく貯められます。
JCBを加えて3枚持ちする場合も、JCB CARD WやJCB CARD Sなら年会費無料です。VISA・MasterCard・JCBの3大ブランドをすべてカバーしつつ、年会費の負担はゼロという理想的な状態を作れます。
まとめ
VISA・MasterCard・JCBは、それぞれに異なる強みを持っています。
VISAは世界中どこでも使える安心感、MasterCardはヨーロッパでの強さとコストコでの利用、JCBは日本国内での充実した特典が魅力です。
初めて作るならVISAが無難ですが、ライフスタイルによってはMasterCardやJCBの方が便利なこともあります。
理想は2枚持ちで、VISAとJCB、あるいはVISAとMasterCardの組み合わせがおすすめです。どちらも年会費無料のカードを選べば、負担なく使い分けられます。
自分の使い方に合ったブランドを選んで、クレジットカードを賢く活用してください。

