「クレジットカードを持ちたいけれど、使いすぎが心配」「審査に通るか不安」――そんな悩みを抱えている方は少なくないはずです。
実は、プリペイド式クレジットカードなら、そうした心配をぐっと減らせます。事前にチャージした分だけ使えるので、お金の管理がしやすいですし、審査も必要ありません。クレジットカードのようにネットショッピングでも使えるのに、未成年でも持てる手軽さが魅力です。この記事では、プリペイドカードの基本から、クレジットカードやデビットカードとの違い、そして具体的な使い方まで詳しく紹介していきます。
プリペイド式クレジットカードとは?
プリペイド式クレジットカードは、前払い式の支払い方法です。先にお金をチャージしておいて、その範囲内で買い物ができる仕組みになっています。クレジットカードという名前がついていますが、実際には「プリペイドカード」と呼ばれることが多いです。
1. 事前にチャージして使う前払い式のカード
プリペイドカードの最大の特徴は、使う前にお金を入金する点です。コンビニのレジや銀行ATM、スマホアプリなどから好きな金額をチャージします。チャージした金額が残高となり、その範囲内でしか使えません。
例えば1万円をチャージしたら、1万円分の買い物ができます。残高が足りなくなったら、また追加でチャージすれば使い続けられます。まるでSuicaやnanacoのような電子マネーと似た感覚かもしれません。
ただし電子マネーと違うのは、VisaやMastercardといった国際ブランドが付いている点です。だからこそ、クレジットカードが使えるお店やネットショップで幅広く利用できます。普通の電子マネーよりも使える場所がぐっと広がるのです。
2. クレジットカードのように使えるキャッシュレス決済
見た目はクレジットカードとほぼ同じです。カード表面にはVisaやMastercardのロゴが入っていて、カード番号や有効期限も記載されています。だから、お店のレジで「クレジットカードで」と伝えて決済できますし、ネットショッピングでもカード番号を入力すれば支払いが完了します。
使い勝手の良さは、まさにクレジットカードそのものです。Amazonや楽天市場といった大手通販サイトはもちろん、海外のサイトでも利用可能な場合が多いです。スマホ決済アプリに登録して、タッチ決済することもできます。
つまり、クレジットカードのメリットを享受しながら、使いすぎのリスクを減らせるのがプリペイドカードなのです。「便利さ」と「安全性」の両方を手に入れられるというわけですね。
3. 審査なしで誰でも持てる手軽さ
クレジットカードを作るときには必ず審査があります。収入や信用情報がチェックされるため、学生や専業主婦の方は審査に通りにくいこともあるでしょう。でも、プリペイドカードなら審査は一切ありません。
年齢制限も緩やかです。多くのプリペイドカードは中学生以上から申し込めます。つまり未成年でも自分名義のカードを持てるのです。親の同意は必要になりますが、学生がネットショッピングをするときにとても便利です。
さらに、クレジットカードの審査に落ちてしまった方でも問題なく作れます。過去に支払いの遅延があった方や、収入が不安定な方でも大丈夫です。誰でも平等に持てる――それがプリペイドカードの大きな魅力といえるでしょう。
プリペイドカードとクレジットカードの違い
プリペイドカードとクレジットカードは、見た目こそ似ていますが、中身はかなり異なります。一番の違いは支払いのタイミングです。ここでは、両者を比較しながら具体的な違いを見ていきましょう。
1. 支払いのタイミング:前払いか後払いか
プリペイドカードは「前払い」です。先にお金をチャージしてから使います。一方、クレジットカードは「後払い」です。買い物をした後、翌月や翌々月に銀行口座から引き落とされます。
この違いは、お金の管理のしやすさに直結します。プリペイドカードならチャージした分しか使えないので、予算オーバーする心配がありません。「今月は3万円まで」と決めたら、その金額だけチャージすればいいのです。
クレジットカードは便利ですが、つい使いすぎてしまいがちです。請求書を見て驚いた経験がある方もいるのではないでしょうか。プリペイドカードなら、そういった「後から来るショック」を避けられます。
2. 審査の有無:プリペイドは審査不要
先ほども触れましたが、プリペイドカードには審査がありません。申し込めば基本的に誰でも発行してもらえます。クレジットカードは、カード会社が利用者の信用力を審査します。年収や勤続年数、過去の支払い履歴などがチェック対象になるのです。
審査に通らないと、クレジットカードは持てません。特に若い方や収入が少ない方は、審査が厳しく感じられるかもしれません。その点、プリペイドカードは申し込みのハードルが低いです。
ただし、審査がないということは、カード会社から信用されていないとも言えます。だからこそ後払いはできず、前払いのみになっているわけです。でも、これは見方を変えれば安心材料ですよね。
3. 利用限度額:チャージ残高か与信枠か
プリペイドカードの利用限度額は、チャージした残高そのものです。1万円チャージしていれば1万円まで、5万円チャージしていれば5万円まで使えます。シンプルで分かりやすいです。
一方、クレジットカードには「与信枠」があります。カード会社が「この人にはこれだけ貸せる」と決めた金額が限度額になります。例えば限度額が50万円なら、50万円まで後払いで買い物できるのです。
クレジットカードは大きな買い物もしやすいですが、その分リスクもあります。プリペイドカードは残高を超えては使えませんから、借金をする心配がありません。自分のお金の範囲内で買い物をする――そんな堅実な使い方ができます。
プリペイドカードとデビットカードの違い
プリペイドカードと似たものに「デビットカード」があります。どちらも審査なしで持てて、クレジットカードのように使えます。ただ、お金が引かれるタイミングなど、細かな違いがあるのです。
1. お金が引かれるタイミングの違い
プリペイドカードは「前払い」ですが、デビットカードは「即時払い」です。デビットカードで支払うと、その場で銀行口座からお金が引き落とされます。チャージという手間がない分、使い勝手が良いと感じる方もいるでしょう。
プリペイドカードはチャージしておく必要があります。残高がなくなったら、コンビニやATMで入金しなければいけません。少し面倒に感じるかもしれません。
ただし、プリペイドカードなら銀行口座がなくても使えます。現金でチャージすればいいだけですから、口座を持っていない中高生でも利用できます。デビットカードは銀行口座と紐づいているため、口座開設が必須です。
2. 銀行口座が必要かどうか
デビットカードを作るには、必ず銀行口座が必要になります。カードを発行している銀行の口座を開設しなければいけません。例えば楽天銀行のデビットカードなら、楽天銀行の口座が必要です。
一方、プリペイドカードは口座不要です。コンビニで現金をチャージすれば使えますし、クレジットカードからチャージすることもできます。口座を持っていない方や、複数の口座を管理したくない方には便利です。
未成年の方にとっては、この違いが大きいかもしれません。中学生や高校生だと、まだ銀行口座を持っていない場合もあるでしょう。プリペイドカードなら、口座なしで気軽にキャッシュレス決済を始められます。
3. どちらが使いやすい?
どちらが使いやすいかは、人によって変わります。銀行口座をしっかり管理していて、チャージの手間を省きたい方はデビットカードが向いているでしょう。口座から即座に引き落とされるので、家計簿アプリとも連携しやすいです。
一方、使いすぎを防ぎたい方や、銀行口座を持っていない方はプリペイドカードがおすすめです。チャージした分だけしか使えないので、予算管理がしやすくなります。口座残高を気にせず使える安心感もあります。
個人的には、どちらも一長一短だと思います。自分のライフスタイルや目的に合わせて選ぶのが一番ですね。両方持っておいて、シーンに応じて使い分けるのもありかもしれません。
プリペイドカードのメリット
プリペイドカードには、クレジットカードにはない魅力がたくさんあります。特に「安心して使える」という点が大きいです。ここでは、プリペイドカードならではのメリットを詳しく見ていきましょう。
1. 使いすぎる心配がない
プリペイドカードの最大のメリットは、使いすぎを防げることです。チャージした金額以上は絶対に使えません。だから、気づいたら予算オーバーしていたということがないのです。
クレジットカードだと、つい「来月払えばいいや」と思って買い物してしまいがちです。でも後から請求書を見て後悔することもあるでしょう。プリペイドカードなら、そんな心配は無用です。
例えば「今月の娯楽費は2万円まで」と決めたら、プリペイドカードに2万円だけチャージします。そうすれば、絶対に2万円以上使えません。予算管理がとても簡単になるのです。
2. 未成年でも持てる
多くのプリペイドカードは、中学生以上から申し込めます。親の同意は必要ですが、自分名義のカードを持てるのは嬉しいポイントです。クレジットカードは基本的に18歳以上でないと作れませんから、大きな違いですね。
学生のうちからキャッシュレス決済に慣れておくのは良いことです。お金の管理を学ぶ機会にもなります。親としても、クレジットカードよりプリペイドカードのほうが安心して渡せるのではないでしょうか。
ネットショッピングをしたい学生にとっても便利です。Amazonや楽天で買い物するとき、プリペイドカードがあれば親のカードを借りなくて済みます。自分でお金を管理する習慣が身につくはずです。
3. ネットショッピングでクレジットカード代わりに使える
プリペイドカードは、ネットショッピングでクレジットカードと同じように使えます。カード番号と有効期限、セキュリティコードを入力すれば決済完了です。AmazonでもメルカリでもNetflixでも利用できます。
クレジットカードを持っていない方や、ネットにカード情報を登録したくない方にぴったりです。万が一カード情報が漏れても、チャージ残高以上の被害は出ません。セキュリティ面でも安心です。
海外のサイトで買い物するときも便利です。VisaやMastercardのロゴが付いているプリペイドカードなら、世界中のオンラインショップで使えます。為替手数料はかかりますが、海外通販を楽しみたい方には心強い味方です。
4. 現金を持ち歩かなくていい
プリペイドカード1枚あれば、大きな財布を持ち歩く必要がありません。コンビニでもスーパーでも、カードをかざすだけで支払いが終わります。現金を数える手間も、お釣りをもらう面倒もないのです。
最近はキャッシュレス決済が主流になってきました。でも、クレジットカードを持ちたくない方や、スマホ決済アプリを使いこなせない方もいるでしょう。そんな方でも、プリペイドカードなら気軽に始められます。
現金を落としてしまったら取り返しがつきません。でもカードなら、紛失しても利用停止の手続きをすれば被害を最小限に抑えられます。チャージ残高も保護されることが多いので、安心です。
プリペイドカードのデメリット
メリットが多いプリペイドカードですが、いくつかデメリットもあります。クレジットカードと比べて不便に感じる部分もあるでしょう。使い始める前に、欠点も知っておくことが大切です。
1. チャージしないと使えない
プリペイドカードは、残高がなくなったら使えません。買い物の途中で残高不足になると、その場でチャージするか、別の支払い方法に切り替える必要があります。これが意外と面倒に感じることもあるでしょう。
クレジットカードなら、限度額の範囲内であればいつでも使えます。わざわざチャージする手間はかかりません。忙しいときや急いでいるときは、プリペイドカードの不便さが目立つかもしれません。
ただし、定期的にチャージする習慣をつければ、それほど困ることはないはずです。例えば毎月1日に3万円チャージすると決めておけば、月の途中で残高不足になることも減ります。計画的に使えば、デメリットは小さくなります。
2. 残高が足りないと支払いできない
レジで「残高不足です」と言われるのは、ちょっと恥ずかしいですよね。プリペイドカードは残高以上の金額を支払えないので、そういった場面に遭遇することもあるかもしれません。
特にネットショッピングで困ることがあります。カートに商品を入れて決済しようとしたら、残高が足りなくて購入できなかった――そんな経験をした方もいるのではないでしょうか。せっかくの買い物のタイミングを逃してしまうこともあります。
事前に残高を確認する習慣をつけておくと良いです。多くのプリペイドカードは、スマホアプリで簡単に残高チェックできます。買い物前にサッと確認しておけば、レジで困ることもありません。
3. ポイント還元率はクレジットカードより低め
プリペイドカードにもポイント還元はありますが、クレジットカードと比べると還元率は低めです。クレジットカードなら1%以上の還元率が一般的ですが、プリペイドカードは0.2%〜0.5%程度のことが多いです。
たくさん買い物をする方にとっては、この差が積み重なると大きくなります。年間100万円使うとしたら、クレジットカードなら1万円分のポイントがもらえますが、プリペイドカードだと2000円〜5000円程度になってしまいます。
とはいえ、使いすぎを防げることを考えれば、ポイント還元率の低さは許容範囲かもしれません。無駄遣いを減らせば、結果的に節約になります。ポイントよりも「お金の管理のしやすさ」を優先するなら、プリペイドカードが向いているでしょう。
プリペイドカードのチャージ方法
プリペイドカードを使うには、まずチャージが必要です。チャージ方法はカードによって異なりますが、いくつか代表的な方法があります。自分に合った方法を選べば、手間なくチャージできるはずです。
1. コンビニのレジでチャージ
一番手軽なのが、コンビニでのチャージです。セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどのレジで「チャージしたい」と伝えれば、現金でチャージできます。店員さんにカードを渡して、チャージしたい金額を伝えるだけです。
スマホアプリで専用の番号を表示させて、レジで見せる方法もあります。バーコードやQRコードを読み取ってもらうと、その場でチャージが完了します。カードを持ち歩かなくてもチャージできるので便利です。
ただし、コンビニによって対応しているプリペイドカードが異なります。事前に公式サイトで確認しておくと安心です。チャージ手数料がかかる場合もあるので、その点も注意しましょう。
2. 銀行ATMでチャージ
銀行やコンビニのATMからもチャージできます。ATM画面でチャージを選択して、現金を入れるだけです。コンビニのレジで並ぶ必要がないので、混雑している時間帯には便利かもしれません。
一部のプリペイドカードは、銀行口座からの即時チャージに対応しています。ATMでキャッシュカードとプリペイドカードを使って、口座残高から直接チャージする方法です。現金を用意しなくて済むので楽ですね。
ただし、すべてのATMで対応しているわけではありません。対応しているATMを探す手間がかかることもあります。自宅や職場の近くに対応ATMがあるかチェックしておくと良いでしょう。
3. クレジットカードや銀行口座からチャージ
スマホアプリから、クレジットカードや銀行口座を使ってチャージすることもできます。アプリを開いて、チャージ金額を入力するだけで完了します。わざわざコンビニやATMに行く必要がないので、とても便利です。
クレジットカードからチャージすれば、クレジットカードのポイントも貯まります。プリペイドカードとクレジットカードの両方でポイントを獲得できるわけです。ポイントを効率的に貯めたい方にはおすすめの方法ですね。
ただし、クレジットカードからのチャージには手数料がかかる場合があります。また、チャージにクレジットカードのポイントが付かないこともあるので、事前に確認しておきましょう。銀行口座からのチャージは手数料無料のことが多いです。
4. ポイントを残高に交換してチャージ
一部のプリペイドカードでは、貯まったポイントを残高に交換できます。例えば楽天ポイントをプリペイドカードの残高にチャージしたり、dポイントを残高に変えたりできるのです。
ポイントが余っているときに便利です。使い道がないポイントも、プリペイドカードにチャージすれば日常の買い物に使えます。ポイントを無駄なく活用できるというわけですね。
交換レートはカードによって異なります。1ポイント=1円で交換できることが多いですが、中には少し目減りするケースもあります。交換前に条件を確認しておくと安心です。
プリペイドカードの使い方
チャージが済んだら、いよいよプリペイドカードを使ってみましょう。使い方はクレジットカードとほとんど同じです。初めて使う方でも、すぐに慣れるはずです。
1. 店舗での支払い方法
お店で支払うときは、レジで「カードで」または「クレジットカードで」と伝えます。プリペイドカードを店員さんに渡すか、カードリーダーに挿入します。サインや暗証番号を求められることもあるので、指示に従いましょう。
最近はタッチ決済に対応しているプリペイドカードも増えています。カードをリーダーにかざすだけで支払いが完了するので、とてもスピーディです。少額の買い物ならサインも暗証番号も不要なことが多いです。
もし残高が足りない場合は、その場で決済できません。レジで残高不足を指摘されたら、チャージするか別の支払い方法に切り替える必要があります。事前にアプリで残高を確認しておくと安心ですね。
2. ネットショッピングでの使い方
ネットショッピングでは、クレジットカード情報を入力する画面で、プリペイドカードの情報を入力します。カード番号、有効期限、セキュリティコード(カード裏面の3桁の数字)を入れるだけです。
多くの通販サイトでは「クレジットカード」という項目を選んで情報を入力します。プリペイドカード専用の項目がないこともありますが、気にしなくて大丈夫です。クレジットカードと同じように扱えばOKです。
一部のサービスでは、プリペイドカードが使えないこともあります。例えば月額課金のサブスクリプションサービスなどです。公共料金の支払いにも使えない場合が多いので、注意しましょう。
3. 残高確認の方法
プリペイドカードの残高は、スマホアプリで簡単に確認できます。アプリを開けば、現在の残高が一目でわかります。利用履歴も見られるので、どこでいくら使ったのかチェックできて便利です。
アプリがない場合は、公式サイトにログインして確認する方法もあります。カード番号や会員IDを入力すれば、残高照会ページにアクセスできます。パソコンからでもスマホからでも確認可能です。
定期的に残高をチェックする習慣をつけておくと良いです。残高不足で困ることが減りますし、不正利用にも早く気づけます。週に1回くらいアプリを開いて、残高と履歴を確認するのがおすすめです。
おすすめのプリペイドカード
プリペイドカードにはたくさんの種類があります。それぞれ特徴が異なるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、特に人気の高いプリペイドカードを5つ紹介します。
1. Kyash Card:ポイント還元率が高い
Kyash Cardは、プリペイドカードの中でもポイント還元率が高めです。基本還元率は0.2%ですが、キャンペーンを利用すればさらにポイントが貯まることもあります。ポイントを重視する方におすすめです。
スマホアプリで簡単に管理できるのも魅力です。アプリからすぐにチャージできますし、リアルタイムで利用通知が届きます。家計簿アプリとも連携できるので、お金の管理がしやすくなります。
Visaブランドなので、国内外の幅広い店舗で使えます。ネットショッピングはもちろん、実店舗でもタッチ決済が可能です。年会費は無料なので、気軽に作れます。
2. バンドルカード:アプリですぐ発行できる
バンドルカードは、アプリをダウンロードするだけで即座に発行されます。リアルカードが届く前でも、アプリ内のバーチャルカードですぐに買い物を始められます。急いでいるときに便利ですね。
「ポチっとチャージ」という後払い機能もあります。残高がなくてもチャージできて、後日コンビニなどで支払う仕組みです。給料日前で手持ちが少ないときに助かります。ただし手数料がかかるので、使いすぎには注意しましょう。
若い世代に人気があり、使い方もシンプルです。Visaブランドなので、Amazonやメルカリなどのネットショップで幅広く利用できます。リアルカードは有料ですが、バーチャルカードだけなら無料です。
3. Visaプリペ:三井住友カードで安心
三井住友カードが発行する「Visaプリペ」は、信頼性の高さが魅力です。大手カード会社が運営しているので、セキュリティ面でも安心できます。初めてプリペイドカードを使う方におすすめです。
コンビニや銀行ATM、クレジットカードなど、さまざまな方法でチャージできます。チャージの選択肢が多いので、自分の都合に合わせて使えます。残高もアプリやWebサイトで簡単に確認できます。
ポイント還元率は0.25%です。貯まったポイントは、キャッシュバックとしてカードにチャージできます。年会費は無料ですが、カード発行手数料がかかる場合があるので確認しましょう。
4. dカード プリペイド:ドコモユーザー向け
dカード プリペイドは、ドコモユーザーにとって使い勝手の良いカードです。dポイントを残高にチャージできるので、余ったポイントを無駄なく使えます。ドコモの携帯を使っている方には特におすすめです。
ポイント還元率は0.5%と、プリペイドカードの中では高めです。200円使うごとに1ポイント貯まります。貯まったdポイントは、コンビニやドラッグストアなど幅広い店舗で使えます。
Mastercardブランドなので、国内外で利用可能です。ネットショッピングでも実店舗でも使えます。発行手数料や年会費は無料なので、気軽に作れます。
5. au PAY プリペイドカード:auユーザーにお得
au PAY プリペイドカードは、auユーザー向けのカードです。Pontaポイントを残高にチャージできるので、ポイントを日常の買い物に活用できます。auの携帯を使っている方には便利ですね。
ポイント還元率は0.5%です。使った金額に応じてPontaポイントが貯まります。貯まったポイントは、ローソンやすき家などのPonta加盟店で使えます。au PAYとも連携できるので、スマホ決済も楽しめます。
Mastercardブランドで、世界中で利用できます。ネットショッピングでも実店舗でも使えて便利です。年会費や発行手数料は無料なので、auユーザーならぜひ持っておきたいカードです。
プリペイドカードはこんな人におすすめ
プリペイドカードは万能ではありませんが、特定のニーズにはぴったりです。自分がどんな使い方をしたいのか考えてみると、プリペイドカードが合っているかどうかわかるでしょう。
1. クレジットカードを持てない学生や未成年
中学生や高校生、大学生など、まだクレジットカードを作れない年齢の方には最適です。審査なしで作れるので、誰でも持てます。親の同意は必要ですが、自分名義のカードを持つことで責任感も育ちます。
ネットで参考書を買ったり、音楽配信サービスに登録したりするときに便利です。親のクレジットカードを借りる必要がなくなります。自分でお金を管理する練習にもなるでしょう。
アルバイト代をプリペイドカードにチャージしておけば、計画的に使えます。毎月いくら使ったのか記録も残るので、お金の流れが見えやすくなります。金銭感覚を養ううえでも役立つはずです。
2. お金の使いすぎが心配な人
ついつい買い物をしすぎてしまう方には、プリペイドカードがおすすめです。チャージした分しか使えないので、予算を守りやすくなります。「今月は3万円まで」と決めたら、3万円だけチャージすればいいのです。
クレジットカードだと、限度額いっぱいまで使ってしまうこともあるでしょう。でもプリペイドカードなら、物理的に使いすぎを防げます。自制心に頼らなくて済むので、確実に節約できます。
家計管理をしっかりしたい方にもぴったりです。費目ごとにプリペイドカードを分けて使うこともできます。例えば食費用と娯楽費用で別々のカードを持つといった工夫もできますね。
3. ネットショッピングを安全に楽しみたい人
ネットにクレジットカード情報を登録するのが不安な方は多いでしょう。万が一情報が漏れたら、多額の被害が出るかもしれません。プリペイドカードなら、チャージ残高以上の被害は出ないので安心です。
初めて利用する通販サイトで買い物するときなど、プリペイドカードを使えばリスクを減らせます。もし不正利用されても、残高がゼロならダメージはありません。必要な分だけチャージして使う習慣をつければ、さらに安全です。
海外の通販サイトを利用するときも安心です。クレジットカードだと、セキュリティが不安に感じることもあるでしょう。プリペイドカードなら、最悪の場合でも被害を限定できます。
まとめ
プリペイドカードは、前払い式で使いすぎを防げる便利な支払い方法です。クレジットカードのように幅広い場所で使えるのに、審査不要で誰でも持てる手軽さがあります。
ただし、チャージの手間がかかることや、ポイント還元率が低めという点は理解しておく必要があります。それでも、お金の管理がしやすく、安全に使えるメリットは大きいです。特に学生や、使いすぎが心配な方にとっては心強い味方になるでしょう。
これからキャッシュレス生活を始めたい方や、クレジットカードに抵抗がある方は、まずプリペイドカードから試してみてはいかがでしょうか。きっと、便利さと安心感の両方を実感できるはずです。

