急な出費でお金が必要になったとき、イオンカードのキャッシングサービスを使えばすぐに借り入れができます。普段使っているクレジットカードで現金を手にできるのは便利ですよね。
ただ、実際に使うとなると気になるのが金利や返済方法です。どのくらいの利息がかかるのか、どうやって借りるのか、返済はどうすればいいのか。この記事では、イオンカードのキャッシングについて具体的にわかりやすく紹介していきます。
イオンカードのキャッシングとは?
イオンカードのキャッシングは、クレジットカードを使って現金を借りられるサービスです。ショッピングとは別に設定された枠の中で、必要なときに必要な分だけ引き出せます。わざわざローン会社に行かなくても、手持ちのカードですぐに対応できるのが大きな魅力ですよね。
1. ATMやネットで手軽に借りられるサービス
イオンカードのキャッシングは、コンビニや銀行のATMから簡単に利用できます。カードを差し込んで暗証番号を入力するだけで、その場で現金を受け取れるわけです。深夜や早朝でも、24時間営業のATMなら時間を気にせず借り入れができます。
さらに便利なのが、ネットキャッシングという方法です。スマホのアプリやWebサイトから振込依頼をすれば、自分の口座に直接お金を入れてもらえます。外出する必要もないので、忙しいときや体調が悪いときでも安心です。
実際に使ってみると、思った以上にスムーズで驚くかもしれません。普段使っているカードがそのまま使えるので、新しく何かを用意する手間もありません。急いでいるときほど、この手軽さが助かるはずです。
2. ショッピング枠とは別に設定される
クレジットカードには「ショッピング枠」と「キャッシング枠」という2つの枠があります。買い物に使うショッピング枠と、現金を借りるキャッシング枠は完全に別々です。それぞれに上限が決められているので、片方を使い切ってももう片方には影響しません。
ただし、注意したいのはキャッシングを使うとショッピング枠が減ってしまう点です。たとえばカード全体の利用可能額が50万円で、キャッシング枠が10万円の場合、10万円借りるとショッピングで使えるのは40万円になります。両方の枠が独立しているわけではないんですよね。
キャッシング枠は申し込み時に希望を出せますが、審査によって決まります。すでにカードを持っている人でも、後から追加で申し込むことは可能です。自分のカードにキャッシング枠が設定されているかどうかは、会員サイトで確認できます。
3. 借りられる金額は最高300万円まで
イオンカードのキャッシングでは、1,000円単位で最高300万円まで借りられます。もちろん、全員が300万円借りられるわけではありません。個人の収入や信用状況によって、実際に設定される上限額は変わってきます。
法律で「総量規制」というルールがあり、年収の3分の1を超える金額は借りられない仕組みになっています。年収が300万円なら、キャッシングで借りられるのは最高100万円までということです。この規制はすべての貸金業者からの借り入れ合計に適用されるので、他にもローンがある場合は注意が必要ですよね。
少額から借りられるのも魅力の一つです。1,000円から利用できるので、ちょっとした金額が足りないときでも気軽に使えます。必要な分だけ借りて、すぐに返せば利息も最小限に抑えられます。
イオンカードのキャッシング金利はどのくらい?
キャッシングを使うとき、最も気になるのが金利ではないでしょうか。借りた金額に対してどのくらいの利息がかかるのかを知っておくと、返済計画も立てやすくなります。イオンカードの金利は、一般的なクレジットカードのキャッシングとほぼ同じ水準です。
1. 実質年率7.8%〜18.0%が基本
イオンカードのキャッシング金利は、実質年率で7.8%から18.0%の範囲に設定されています。この幅があるのは、借りる金額や契約内容によって適用される金利が変わるためです。一般的には、借入額が大きいほど金利は低くなる傾向があります。
初めて利用する場合、多くの人は上限に近い金利が適用されることが多いです。18.0%という数字を見ると高く感じるかもしれませんが、これはクレジットカードのキャッシングとしては標準的な水準なんですよね。消費者金融と比べても、それほど大きな差はありません。
利息の計算は日割りで行われます。たとえば10万円を年18.0%で30日間借りた場合、利息はおよそ1,479円です。借りている期間が短ければ短いほど、支払う利息も少なくて済みます。
2. カードの種類や利用状況で変わる
イオンカードにはいくつかの種類があり、持っているカードによって適用される金利が異なる場合があります。また、これまでの利用実績や返済状況も金利に影響することがあるんです。長く使っていて遅延なく返済している人は、金利が下がることもあります。
ゴールドカードなどのランクが高いカードを持っている場合、一般カードよりも低い金利が設定されることもあります。ただし、これは確約されているわけではないので、実際の金利は契約内容を確認する必要があります。
利用可能枠が大きくなると、それに伴って金利が下がるケースも多いです。信用が高いと判断されれば、より有利な条件で借りられる可能性があるわけです。定期的に見直しが行われることもあるので、長く使っている人は確認してみる価値がありますよね。
3. 遅延したときの金利は年20.0%
返済日に間に合わず、支払いが遅れてしまった場合は注意が必要です。遅延損害金として、通常の金利よりも高い年20.0%の金利が適用されます。これは法律で定められた上限に近い水準で、かなり高い負担になります。
返済が遅れると、信用情報にも傷がつく可能性があります。今後のローン審査やクレジットカードの新規申し込みに影響が出るかもしれません。たった数日の遅れでも記録に残ることがあるので、返済日はしっかり守りたいところです。
どうしても支払いが難しい場合は、早めにカード会社に連絡することをおすすめします。相談すれば、返済方法を調整してくれることもあります。黙って放置するのが最も良くない選択です。
キャッシングの具体的なやり方
イオンカードのキャッシングは、いくつかの方法で利用できます。自分の状況に合わせて、最も便利な方法を選べるのが嬉しいポイントです。初めての人でも迷わず使えるように、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1. 銀行やコンビニのATMで借りる方法
最も一般的なのが、ATMを使った借り入れです。イオン銀行のATMはもちろん、セブン銀行、ローソン銀行、ファミリーマートのATMなど、全国のコンビニATMで利用できます。ゆうちょ銀行や都市銀行のATMでも対応していることが多いです。
使い方はとても簡単です。ATMにカードを入れて、画面で「お借入れ」または「キャッシング」を選択します。暗証番号を入力したら、希望する金額を入力するだけです。1,000円単位で指定できるので、必要な分だけぴったり借りられます。
手数料がかかるかどうかは、使うATMによって異なります。イオン銀行のATMなら手数料無料で使えることが多いです。コンビニATMの場合、時間帯によっては110円から220円程度の手数料がかかることがあります。少額を借りるときは、手数料も考慮に入れておきたいですよね。
2. スマホアプリやWebサイトで振込依頼する方法
外出せずに借り入れしたいときは、ネットキャッシングが便利です。イオンカードの会員サイト「暮らしのマネーサイト」や、スマホアプリ「イオンウォレット」から手続きができます。24時間いつでも申し込めるので、深夜や早朝でも対応可能です。
ログインして必要事項を入力すれば、指定した銀行口座に振り込んでもらえます。振込が完了するまでの時間は、申し込んだ時間帯によって変わります。平日の午前中に申し込めば、当日中に入金されることが多いです。
この方法の良いところは、ATMを探す手間が省けることです。体調が悪いときや、外出が難しい状況でも利用できます。振込手数料はかからないので、ATMを使うよりもお得になることもあります。
3. 海外のATMで現地通貨を引き出す方法
海外旅行や出張に行ったとき、現地通貨が必要になることがありますよね。イオンカードなら、海外のATMでも現地通貨を引き出せます。VISAやMastercardのマークがついたATMで利用可能です。
使い方は国内とほぼ同じです。ATMにカードを入れて、「CREDIT」または「CASH ADVANCE」を選択します。言語を選べる場合は英語や日本語を選んでおくと安心です。暗証番号を入力して、希望する金額を指定すれば、現地通貨で出てきます。
ただし、海外での利用には注意点もあります。ATM利用手数料として、1回につき110円から220円程度かかります。さらに、為替レートも加算されるので、国内で借りるよりもコストは高めです。頻繁に使うのではなく、本当に必要なときだけに限定したほうが賢明かもしれません。
返済方法は2種類から選べる
借りたお金は必ず返さなければいけません。イオンカードのキャッシングでは、自分の状況に合わせて返済方法を選べます。それぞれの特徴を理解しておくと、無理のない返済計画が立てられます。
1. リボ払い:毎月一定額ずつ返していく
リボルビング払いは、毎月決まった金額を返済していく方法です。借入残高に応じて最低返済額が決まっていて、その金額以上を毎月支払っていきます。一度に大きな金額を返す必要がないので、家計への負担を分散できるのがメリットです。
返済額は借入残高によって変動します。たとえば残高が10万円以下なら月々5,000円、20万円以下なら10,000円といった具合です。残高が減っていくと、月々の返済額も少しずつ減っていきます。
ただし、返済期間が長くなるほど利息の総額も増えていきます。毎月の負担は軽くても、最終的に支払う金額は多くなってしまうんですよね。余裕があるときは、最低返済額よりも多めに返済することをおすすめします。
2. 1回払い:翌月にまとめて返す
1回払いは、借りた金額を翌月の支払日に一括で返済する方法です。ショッピングの支払いと同じタイミングで、まとめて引き落とされます。短期間で完済できるので、利息を最小限に抑えられるのが最大の魅力です。
この方法は、給料日前にちょっとだけお金が足りないときなどに便利です。数日から数週間だけ借りて、次の給料が入ったらすぐに返す。そんな使い方なら、利息もわずかで済みます。
ただし、翌月に大きな金額を一度に支払うことになります。返済できる見込みがあるかどうか、しっかり確認してから利用することが大切です。無理に1回払いにして、結局返せなくなるのでは意味がありません。
3. 月々の返済額はいくらになる?
具体的な返済額を知っておくと、計画が立てやすくなります。リボ払いの場合、残高スライド方式という仕組みで返済額が決まります。借入残高が多いほど、月々の返済額も大きくなるわけです。
以下は、イオンカードのキャッシングにおける一般的な返済額の目安です。
| 借入残高 | 月々の最低返済額 |
|---|---|
| 10万円以下 | 5,000円 |
| 10万円超〜20万円以下 | 10,000円 |
| 20万円超〜30万円以下 | 15,000円 |
| 30万円超〜50万円以下 | 20,000円 |
| 50万円超 | 借入残高による |
この金額には元金と利息が含まれています。返済を続けると残高が減り、それに伴って月々の返済額も少しずつ下がっていきます。ただし、返済額が減るということは完済までの期間が長くなるということでもあります。できるだけ早く返したほうが、トータルの利息は少なくて済むはずです。
いつでも追加で返済できる
決められた返済日以外にも、好きなタイミングで追加返済ができます。これを「繰り上げ返済」や「随時返済」と呼びます。余裕があるときに多めに返しておくと、利息の負担を大きく減らせるんです。
1. 提携ATMから好きなタイミングで返せる
追加返済は、全国の提携ATMから簡単にできます。普段の返済と同じように、ATMにカードを入れて「ご返済」を選択するだけです。1,000円単位で好きな金額を返せるので、ボーナスが入ったときや、予定外の収入があったときに活用できます。
イオン銀行のATMなら、返済手数料がかからないことが多いです。こまめに返済したい人にとっては、手数料無料というのは大きなメリットですよね。コンビニATMでも返済できますが、時間帯によっては手数料がかかることがあります。
返済した金額は、すぐに借入残高から差し引かれます。その分、次回以降の利息計算に反映されるので、確実に負担を減らせます。少額でも、こまめに返済する習慣をつけると良いかもしれません。
2. 月々の支払い額を増やして早く完済する
リボ払いを選んでいても、毎月の返済額を増やすことは可能です。最低返済額よりも多めの金額を設定しておけば、それだけ早く完済できます。会員サイトから返済額の変更手続きができるので、収入が増えたタイミングで見直してみるのも良いでしょう。
たとえば月々5,000円の返済を10,000円に増やすだけで、完済までの期間は大幅に短くなります。期間が短くなれば、それだけ利息の総額も減るわけです。最初は無理のない金額から始めて、徐々に増やしていくという方法もあります。
注意したいのは、生活に無理が出ない範囲で増やすことです。返済額を上げすぎて、結局別の支払いが滞ってしまっては本末転倒ですよね。家計全体を見ながら、バランスよく調整することが大切です。
3. 繰り上げ返済で利息を減らせる
繰り上げ返済の最大のメリットは、利息を大幅に減らせることです。キャッシングの利息は日割りで計算されるので、1日でも早く返せばその分だけ利息が減ります。たとえば10万円を年18.0%で借りている場合、1日あたり約49円の利息がかかります。
10日早く返せば約490円、1ヶ月早く返せば約1,500円の利息が節約できるわけです。金額が大きければ、節約できる利息も大きくなります。数万円単位で浮くこともあるので、余裕があるときは積極的に返済したいところです。
一括返済も可能です。すべて返してしまえば、それ以降の利息は一切かかりません。臨時収入があったときや、貯金に余裕ができたときは、思い切って完済してしまうのも良い選択肢だと思います。
キャッシングを利用するときの注意点
便利なキャッシングですが、使い方を間違えると大変なことになります。借りる前に知っておくべき注意点をいくつか紹介します。これらを理解した上で、計画的に利用することが何より大切です。
1. 利息が必ず発生する
キャッシングは借金です。借りた金額に対して必ず利息がかかります。わずかな期間でも、利息はゼロにはなりません。たとえ1週間だけのつもりでも、その分の利息は支払う必要があるんです。
利息は借りている日数分だけ増えていきます。返済が長引けば長引くほど、最終的に支払う金額は大きくなります。10万円借りて1年かけて返済すると、利息だけで1万円以上になることもあります。借りる前に、トータルでいくら返すことになるのかシミュレーションしておくと良いでしょう。
無利息期間があるカードローンもありますが、イオンカードのキャッシングには基本的に無利息期間はありません。初回から利息が発生するので、その点は覚えておく必要があります。
2. ショッピング枠が減ってしまう
キャッシングを利用すると、その分だけカード全体の利用可能額が減ります。たとえばカードの利用限度額が50万円で、キャッシングで10万円借りた場合、ショッピングで使えるのは40万円になります。大きな買い物を予定しているときは、注意が必要です。
クレジットカードで支払う予定だったのに、限度額オーバーで使えなかった。そんな事態に陥ることもあるかもしれません。特に毎月の固定費をカード払いにしている人は、キャッシングを使った後の残高をしっかり確認しておきましょう。
返済が進めば、その分だけ利用可能額は回復します。完済すれば元通りの枠に戻るので、一時的な影響だけで済みます。ただし、使いすぎには十分注意したいですね。
3. 借りすぎると返済が大変になる
キャッシングは手軽に利用できるからこそ、ついつい借りすぎてしまうリスクがあります。最初は少額のつもりでも、気づいたら借入額が膨らんでいた。そんなケースは珍しくありません。
借りるときは簡単ですが、返すときは大変です。毎月の返済額が家計を圧迫して、生活が苦しくなることもあります。返済のために新たに借りる、という悪循環に陥る人もいるんです。そうなる前に、本当に必要な金額だけを借りることを心がけましょう。
借りる前に、返済計画を具体的に立てることが重要です。「いつまでに」「どうやって」返すのか。収入と支出のバランスを見ながら、無理のない範囲で利用することが大切ですよね。
4. 他のローン審査に影響することもある
キャッシングの利用履歴は、信用情報機関に記録されます。将来、住宅ローンや自動車ローンを組むとき、その記録が審査に影響する可能性があります。キャッシングを頻繁に利用している人は、「お金に困っている」と判断されることもあるんです。
特に、返済が遅れた記録が残っていると、審査に通りにくくなります。数日の遅延でも記録に残ることがあるので、返済日は絶対に守ることが大切です。信用情報に傷がつくと、数年間は影響が続くこともあります。
近い将来に大きなローンを組む予定がある人は、キャッシングの利用を控えたほうが良いかもしれません。すでに利用している場合は、できるだけ早く完済しておくことをおすすめします。信用情報は一生ついて回るものなので、慎重に扱いたいところです。
イオンカードのキャッシングはこんな人におすすめ
キャッシングは誰にでも向いているわけではありません。自分の状況に合っているかどうか、冷静に判断することが大切です。どんな人に向いているのか、具体的に見ていきましょう。
1. 急にお金が必要になったとき
予期せぬ出費というのは、誰にでも起こりうることです。家電が壊れた、急な冠婚葬祭、医療費がかかった。そんなときに、すぐに現金を用意できるのがキャッシングの強みです。給料日まであと数日なのに、どうしても今日中にお金が必要。そんな緊急事態には、とても頼りになります。
銀行のカードローンに新規で申し込むと、審査に数日かかることもあります。でも、すでに持っているクレジットカードのキャッシング枠なら、審査なしですぐに利用できます。時間がないときこそ、この即効性が役立つはずです。
ただし、あくまで緊急時の手段として考えるべきです。日常的に使うものではなく、本当に困ったときの最後の砦。そんな位置づけで持っておくのが良いかもしれませんね。
2. イオン系列の店舗をよく使う人
普段からイオンやイオンモールで買い物をする人にとっては、使い勝手の良さが魅力です。イオン銀行のATMが店舗内にあるので、買い物ついでにキャッシングや返済ができます。わざわざ別の場所に行く必要がないのは便利ですよね。
イオンカードを持っているなら、ショッピングもキャッシングも1枚で済みます。複数のカードを持ち歩く必要がなく、管理もシンプルです。ポイントも貯まるので、普段使いのカードとしても優秀です。
イオンのお客さま感謝デーなど、特典が充実しているのも見逃せません。キャッシングだけでなく、カード全体のメリットを活かせる人には特におすすめです。
3. 少額を短期間だけ借りたい人
数万円程度の少額を、給料日までの数日間だけ借りたい。そんな使い方に最も向いています。短期間なら利息も少なくて済むので、負担を最小限に抑えられます。たとえば3万円を10日間借りた場合、利息は150円程度です。
消費者金融で借りると、初回でも審査や契約の手続きが面倒です。その点、すでに持っているクレジットカードなら、思い立ったときにすぐ使えます。少額の借り入れに大きな手間をかけたくない人には、ぴったりの選択肢だと思います。
反対に、高額を長期間借りたいなら、専用のカードローンを検討したほうが良いかもしれません。金利が低かったり、返済条件が有利だったりすることもあります。用途に応じて、最適な方法を選びましょう。
キャッシング枠を設定する方法
イオンカードを持っているだけでは、キャッシングは使えません。事前にキャッシング枠を設定しておく必要があります。まだ設定していない人のために、申し込みの流れを紹介します。
1. カード申し込み時に希望できる
イオンカードを新しく作るとき、申込書にキャッシング枠の希望欄があります。そこで「希望する」を選び、希望する金額を記入すれば、審査の対象になります。ショッピング枠とは別に、キャッシング枠の審査が行われるわけです。
ただし、希望したからといって必ず通るわけではありません。収入や他社からの借り入れ状況などを総合的に判断して、審査結果が出ます。希望額よりも少ない金額で承認されることもあります。
もしキャッシング枠の審査に通らなくても、ショッピング枠だけのカードは発行されます。キャッシングは不要という人は、最初から希望しないという選択もできます。必要になったら後から追加するという方法もあるので、焦って申し込む必要はありません。
2. すでに持っているカードに後から追加もできる
今使っているイオンカードにキャッシング枠がない場合、後から追加できます。会員サイトの「暮らしのマネーサイト」やイオンウォレットから、オンラインで申し込みが可能です。わざわざ書類を郵送する必要もなく、スマホだけで手続きが完結します。
申し込みフォームに必要事項を入力して送信すると、審査が始まります。本人確認書類や収入証明書の提出を求められることもあります。特に希望額が50万円を超える場合は、収入証明書が必要になることが多いです。
電話での申し込みも受け付けています。イオンカードのコールセンターに連絡すれば、オペレーターが手続きを案内してくれます。ネットが苦手な人や、詳しく説明を聞きながら申し込みたい人には、こちらの方法が向いているかもしれませんね。
3. 審査に通れば数日で利用可能になる
キャッシング枠の審査は、通常数日から1週間程度で結果が出ます。審査に通れば、すぐに利用できるようになります。カード自体は今使っているものをそのまま使えるので、新しいカードが届くのを待つ必要はありません。
審査結果はメールや郵送で通知されます。承認されたら、会員サイトでキャッシング可能額を確認できます。その日からすぐにATMやネットキャッシングが使えるようになるので、急いでいるときでも対応しやすいです。
もし審査に通らなかった場合、その理由は教えてもらえないことが多いです。収入が足りない、他社借り入れが多い、過去に延滞があったなど、様々な要因が考えられます。しばらく時間を置いて、状況が改善してから再度申し込むという方法もあります。
よくある質問
イオンカードのキャッシングについて、よく寄せられる質問をまとめました。利用前の疑問を解消しておくと、安心して使えるはずです。
1. 金利は後から下がることはある?
金利は固定ではなく、状況によって変わることがあります。長期間利用していて、返済実績が良好な場合、金利が下がる可能性はあります。ただし、自動的に下がるわけではなく、カード会社が定期的に審査を行って判断します。
金利の引き下げを希望する場合は、コールセンターに相談してみるのも一つの方法です。確約はされませんが、相談する価値はあるかもしれません。特に他社で低金利のオファーがある場合は、それを交渉材料にできることもあります。
反対に、返済が遅れたり、他社での借り入れが増えたりすると、金利が上がることもあります。信用状況は常に見直されているので、良好な利用を心がけることが大切です。
2. 返済が遅れたらどうなる?
返済日に引き落としができなかった場合、すぐにカード会社から連絡が来ます。電話やメールで入金を促されるはずです。数日以内に支払えば、大きな問題にはならないことが多いです。
ただし、遅延損害金として年20.0%の高い金利が適用されます。数日の遅れでも、余計なコストがかかってしまうんです。さらに、信用情報機関に延滞の記録が残る可能性もあります。
長期間放置すると、カードの利用が停止されます。キャッシングだけでなく、ショッピング枠も使えなくなってしまいます。どうしても支払いが難しい場合は、早めにカード会社に相談することをおすすめします。
3. 限度額を増やすことはできる?
キャッシング枠の増額は可能です。会員サイトから増額の申し込みができます。ただし、新規申し込みと同じように審査が行われるので、必ず通るとは限りません。
増額審査では、現在の年収や他社借り入れ状況、これまでの返済実績などが確認されます。カードを作ってからある程度の期間が経っていて、遅延なく使っている場合は、承認される可能性が高いです。
一方で、最近カードを作ったばかりだったり、過去に延滞があったりすると、審査に通りにくくなります。総量規制の関係で、年収の3分の1を超える増額はできません。自分の収入と借り入れ状況を確認してから申し込みましょう。
まとめ
イオンカードのキャッシングは、急な出費に対応できる便利なサービスです。ただし、金利や返済方法をしっかり理解して、計画的に使うことが何より大切ですよね。
借りるときは簡単でも、返すときは計画性が求められます。利息を最小限に抑えるには、できるだけ短期間で返済することがポイントです。余裕があるときに繰り上げ返済をするだけでも、トータルの負担は大きく変わります。
キャッシングはあくまで緊急時の手段として考えて、日常的に頼らないようにしましょう。本当に必要なときだけ、賢く活用することが大切です。

